2018年4月15日 AM7時半

 

処置待ちの部屋でTVがついていた。

31アイスクリームの特集。落ち着いたら・・・落ち着くことがあったら食べに行こう。

入院日から連日処置してくれている院長先生が来た。

個人クリニックならではかもしれないけれど、一貫して同じ先生で良かった。

 

そして昨日入れたラミナリアを抜く。もはや何をされるのも痛い。

子宮口は3cmほど開いているらしい。

陣痛促進剤4錠目を入れる。

 

「この作業は心身ともにしんどいし、分娩を長引かせるのはお母さんの負担になる。

 

理想は母体も赤ちゃんも傷つけないように進めることだけど、今日中になんとかしたいと思う。

 

そのために、もしかしたら赤ちゃんは掻き出すこともあるかもしれない」

 

院長先生の言葉はとてもあたたかく聞こえた。

正直なところ本当に精神的に限界だった。

 

モウ、楽ニナリタイ・・・

 

こんな風に思ってしまう自分は情けない母親かもしれない。

それでも本当に、もう限界だった。

 

8時

夫来院。不安もあいまって泣いてしまった。

陣痛の兆候はいまだなかった。

 

11時 5錠目の薬を追加。出口には風船様のものは入ったまま。

自室にて待機になる。

 

20分後 今までにない腹痛が起こる!!!

痛くて・・・嬉しい。これがきっと陣痛のはず。このまま、行こう!

いーちゃん・・・がんばろうね・・!

 

お腹の痛みで話していられなくなるような痛みだった。

長男のときとは違って腰にはほとんど痛みはない。まだ妊娠初中期だかららしい。

2,3分の間欠で痛みがくる。MAXはもっと来るかな・・・。

出血してるような感覚があった。

 

12時 何かがするんと抜ける感覚があった。

 

あれ・・・?

もしや・・・腕とか・・・?

いやでも・・・するんすぎるな・・・。

血?

風船のひも・・・?

 

念の為トイレで確認するも出血がある。

うん。トイレに何も出てない。

よかった。

 

再びベッドで横になる。

 

ふと腹痛が治まっていることに気づく。

 

あれ・・・えー??陣痛遠のいた・・・?

 

13時 担当の助産師さんが来る。

痛みが治まっていること、するんの感覚を伝える。

 

「念のため処置室で見ておこうか」と触診もしてくれる。

 

「おそらく赤ちゃん降りてきてます」

 

えっ!?そうなの・・・?!

 

 

バタバタと処置室に移動することになった。