現地読みの限界と蛇足 | きるろいの快刀乱麻を断つ

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温故知新 

主に近世日本と落語ネタを綴っていくことを目標にして開設。最近は食いもん系が多いです。2024年はちょっと慎重に動きます(`_´)ゞ

Twitterで知ったのだが、最近落語協会の二ツ目になったばかりの柳家こはだくんのコーヒーショップ☕️が頑張っているらしい。

店では菓子も扱っているようだが、恥ずかしながら私はビスコッティなるものを初めて耳にした。
もともと甘い物はや菓子にに近いパンなどは好んで食べるほうではないが、一応カタカナ語も精通していると自負していたので少々凹んだショボーン

私もとうとう時代に取り残された老人👨‍🦳ですか!? ORZ...

しかしねぇ。

ビスコッティ?

たぶんビスケットとそう大差はないと推測はしたが、はたしてあながち間違いではなかったようでホッとしたニヤリ

しかし、さぁ。。

日本語になってるんだからさあ。

ビスケットじゃダメなの!?

って言いたいね。

クッキー🍪とだってそんなに区別してないじゃんえー

いいじゃん、慣例のままで。


ところで最近は学校では

✖️ ルーズベルト→ 〇 ーズヴェルト

と教えるのだそうだ。他にも例はある。

根拠は「原語の発音により近く」

だそうだ。

では、ヘップバーンはどうする?

ヘボン式ローマ字のヘボン博士は本名、

James Curtis Hepburn 

で、苗字は女優のAudrey Hepburn と同じですよねはてなマーク

オードリー・ヘップバーンは今後は、

オードリー・ヘボンに変えますかってーのプンプン

キリが無くなると思うぞグラサン

日本語のカタカナだけではどうやったって現地読みにはならないよ。外来語が出て来る度に同時に現地語、英語とか仏語を正しい発音と一緒になんて複雑なことをやるの?

それでは諸外国語を小学校のうちから教えなきゃならなくなる。

そんなバカなグラサン

ビスコッティ

仏語ではビスキュイ

なるほどそれはそれで知っておくこと自体はいいでしょう。でもね。日本語で話す時はカタカタ語として一応すでに定着したものはそのままが無難だよ。

サッカー⚽️は西洋ではフットボールと言うほうがふつうだからフットボールと言うか?

でも、イタリア🇮🇹ではカルチョだよ。

いちいち、セリエAの試合を観る時に、

WOWOWでカルチョ⚽️を見よう!

と言うか?

それならいっそ、
「グアルデイアーノ・ウナ・パッティツァ・カルチョ」とでもイタリア語で言えばいい。

スペイン🇪🇸のリーガ・エスパニョーラを観戦する時ははフトボー

中国の試合は蹴球etc etc etc

キリがありませんよ( ̄^ ̄)ゞ


永六輔さんがむかしテレビで言っていた。
お店でパン🥐にするかライス🍚にするかを聞かれて「ご飯🍚」と答える。

「ライスですね。ウチは英語でやってますから」

だって。

そしてホール係の発音が “lice(シラミ)” になっていた為、“rice” の正しい発音を指摘。

そもそも「ウチは英語でやってますから」って
それ、日本語でしょ(爆笑🤣)

カタカナ語で外来語を正確に表現しようとするのは無理があるのだ。日本語にすでに定着している外来語はそのままでいいえー

肝心なのはそれが英語なり他の諸外国語としてそのままは通用しないことをしっかりと教えればいいのだえー



そんなことより、原義と違って覚えられている語は正しく認識したほうが良いキョロキョロ

一例として、パンケーキ🥧

パン🥪とケーキ🍰の中間と思い違いをしている人が実に多い。

パンはフライパン🍳のパン

あの種の調理器具をパンといい、それで焼いたケーキが

パンケーキ

ですよ。

私などの世代で馴染みのあるのは、

ホットケーキ🥞

が代表的ですね爆弾