■オリンピック招致最終プレゼンを考える■

昨日スタッフにせっつかれてメルマガ文章を書いた。総括編。あとのプレゼンターの人個々人について書きたいけどここでまとめとしよう。自分でも言いますけど(笑!)
美しく結論づけた文なのでブログでも読んでいただきたく掲載しますね。

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先日のあのオリンピック東京招致プレゼン以来、日本では新たなる注目が「プレゼン」に集まっている。

良いことだ。


では、なぜ注目されているかというと、

 1. もともとビジネスでプレゼンはなじみ深く、かなりの人が行っている。
 2. プレゼンは苦手だと考え、勉強している人が多くいる。
 3. 外国語でのプレゼンはあこがれで、日本人は下手だと思っている。
 4. その日本人が、外国語で行い、そして外国を相手に勝利を勝ち取った

ということが言える。


日本のプレゼンはこれまで、「プレゼント、プレゼンテーション」の訳語の「示す、現す、現在、居る、あげる」など、数々ある意味の中で、「見せる」程度の範疇から出られなかった。
その中での深層心理として、「喜んでもらえるように」、逆に言えば「嫌がられないように」があった。
だから「笑顔が、マナーが、言葉遣いが」に始まり、惹きつける画面作りに没頭するようになった。

しかしプレゼンの本質は違う。
あるアメリカ人が「プレゼン」の日本語訳はときかれて「押し出し」と答えたらしい。

一瞬「えっ?」と思うだろう。

しかし、そうなんだ。
プレゼンとは、自分を自分の考えを、自分のものを、前に、他よりも明確に「押し出す」ことなんだ。
「見せる」より以上に。
「嫌がられないように」レベルではプレゼンじゃないんだ。

だから僕は、いつもみんなに、「もっと気持ちを強く持ち、強い言葉で言え」と言っている。
弱い考えで、弱い言葉でしか言えないレベルの気持ちでは「もっと煮詰めてから来い!」と言いたくなるのだ。

「2020年は東京で開催していただければ良いんじゃないのかなぁって思ったりとか~」ではだめなんだ。
「2020年は東京しかない!」と東京を自慢し、自信を持って言わねばならない。

そして他国よりもよりそう思い、よりそう話したから、チームジャパンはプレゼンで勝利したのだ。
それは言い切ったからなんだ。


そういう意味で。
笑顔も大事だ。
が、それよりもっと大事な「自信に満ちた大人の話し方」を、僕は教えていきたい。

みんなのプレゼンテーションが、人を動かす「究極のプレゼン」となるように。

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多くの人がこの人のスピーチが最高だったと言っている。

その理由はやはり天性の明るさだろう。
それと彼女自身がのりこえてきたという困難を背景の映像で見るとき、自然と心が傾くのだ。
それは受け手の深層心理的な大きな要素だ。

笑顔で話すのを見るとき、「なんだよ~」って思う人など誰もいない。
それほど一挙手一投足がすべてが肯定的要素で迫ってくる。

いつも僕は言っているが、
「天性の天真爛漫」に勝るものはないと。
それを彼女は持っている。

そしてここで、その土台の上に形成された彼女の伝達能力を分析します。

長所:
声がはっきりしている。
目の焦点が定まっている。
実体験を交え、論旨が魅力的だ。
訴えるときの表情が真剣だ。

短所:
頭が言葉に合わせて大きく揺れる。
文の最後で必ず頭が下に落ちる
ジェスチャーは自然にできるのに前半ほとんどない。
「ニコニコ」と「悲情」の表情は随所にあるが、「キリッと」が少ない

あと一点、英語をポイントでトレーニングすることによってもっと洗練されたものになる。

が、これら短所をすべて微細化してしまうほど、スピーチは素晴らしかった。


この人のスピーチ能力を含むすべてが日本の大きな財産である。



 


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ニッポンおめでとう!プレゼン分析No.4、太田雄貴


この人のプレゼンがプレゼンター中、最高だ。

普段の言動レベルも高いと想像されるが、プレゼンのこの時のために強いてテンションを上げているということが容易に見受けられる。

その理由:

1-すべてにおいてピシッとしている
2-口角が最大限上がり、歯が最高に見える
3-エネルギーを感じる
4-英語が、英、米でもない、標準国際英語でイントネーションが強い
5-ジェスチャーが大きく自然

これは英語プレゼンのスタンダードから見ても最高だ。

1. Sharp, in every respect
2. Upcurved lips
3. Fully energized movement
4. Global standard English
5. Natural, expressive gesture

短いコメントだけど。

ほんとうに、何も言うことありません・・・

100点。




 


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