前回は、成田行きのJALの深夜便チケットをゲットし成田空港に着く所まで書きました。



今回でこの旅行記も最終章。最後のどんでん返しとは…!!



JAL便をたっぷり満喫して無事に成田空港に到着。4月18日木曜の深夜に出発し、22日月曜の早朝に着いたので4日振りの日本(何もかもが想定外)。本当はもっと安く帰国する事も出来たけど、それらの便だと帰国の日にちがもっと遅れてしまい、22日の夕方にの仕事に間に合わなくなってしまう為、やもなくこの便に乗る事に。



日本に帰ってきてホッとしている暇はありません。まだミッションは残っているのです。俺を置いて羽田空港に行ってしまった荷物を取りに行くという。成田に着くなり、ダッシュで羽田空港行きのリムジンバスのチケットカウンターへ。



俺『すみません』



カ『はい、いらっしゃいませ』



俺『羽田空港国際ターミナル行きを1枚下さい』



カ『かしこまりました。次のバスが7分後に出ますが、こちらに乗られますか?』



俺『はい、乗ります』



カ『では、○○円になります』



おぉー!!スムーズにチケットが買えるー!!クアラルンプールでは電車のチケット買うのに10分、タクシー乗るのにアプリ登録したりして15分かかったのに、たった30秒で購入だとっ!!秒だぞ!秒!!なんてこった…。しかも、親切で丁寧だったぁ〜。すごいね日本。これが当たり前だったんだなぁと思うと感慨深くなりました。『センキュー』と言いそうになりながらも『ありがとうございます』と言ってバスに乗車。2時間くらいで羽田空港国際ターミナルに到着。



最終ハプニング

羽田空港に着いて、まず国際ターミナルの到着ロビーにある2階のインフォメーション(※以下インフォ)でクアラルンプール国際空港であった事を説明する。



俺『イミグレでこんなんであんなんで、荷物は羽田に行ったと言われてうんぬんかんぬん』



インフォ『左様でございますか。大変なご旅行でございましたね』



優しいいぃぃ!!!どっかの空港の職員とは大違い笑。その一言でちょっと泣きそうになりましたよ。



インフォ『ただ今、担当の物を呼びますのでそちらでお待ち下さいませ』



国際ターミナルの手荷物の扱いに関しては、ANAの手荷物サービスカウンター(※以下Aサー)が全て請け負っているらしく、その職員を呼ぶので待っててくれとの事。



40分後。



Aサー『お待たせ致しました。どうなさいましたでしょうか?』



俺『(もう一度、頭から説明)イミグレであんなんでこんなんで、荷物は羽田に行ったと言われてうんぬんかんぬん』



Aサー『左様でございますか。大変なご旅行でございましたね



優しい!この人も優しい!
色々と話しをしていく中で、



Aサー『お客様が乗って来られたのはJAL便でございすよね?』



俺『はい』



Aサー『でしたら、JALのカウンターで対応して頂くのがよろしいかと思います』



俺『あぁ、そうなんですね!わかりました!』



フロア変わって、3階JALカウンター(※以下Jカ)



俺『すみません、(もう一度、頭から説明)イミグレであんなんでこんなんで、荷物は羽田に行ったと言われてうんぬんかんぬん』



Jカ『左様でございますか。大変なご旅行でございましたね



…優しい。が、俺もう説明疲れしてきたよ…。



Jカ『こちらでお調べ致しますので、あちらにお掛けになってお待ち下さい』



俺『はい』


























































1時間40分後。



館内放送『ベッシケイイチ様、ベッシケイイチ様』



あ、俺だ。



館内放送『ANAのカウンター前にお越し下さいませ』



いや、結果ANAかーい!笑。もう結構待ったりでヘロヘロだよ〜。最終的に俺はどこに行けば良いの〜。とフラフラしながらANAのカウンター前に行くと書類を抱えたお姉さん(※以下A職)が待っていました。



俺『あの、今館内放送で…』



A職『あ、別紙様ですか?』



俺『はい、そうです。あのー、今回の事は…』



A職『はい、伺っております!』



良かったー。また頭から説明するのかと思ったわい。



俺『そうですか!!で、どうしたらいいですかね?』



A職『それなのですが、大変申し上げにくいのですが…』



俺『…はい』



A職『別紙様のお荷物、まだマレーシアにあるんです…』



俺『えぇーーー!!!!』



A職『大変申し訳ございません!』



俺『いやいやいや、えっ!なんで!?どうして??いや、なんでお姉さん謝ってるの?笑。お姉さん関係ないし、ANA関係ないし。いや、関係あるの、あのおじさんですから。』



A職『本当に申し訳ございません』



俺『いやいや、謝るのやめて下さい笑。お姉さんに謝られてもだし笑。あの、どういう事なんですかね?確実に羽田で受け取れと言われたのですが…?』



A職『原則的にはですね、お客様が乗っていない状態では荷物は運んではいけないとなっているんです。ですので、別紙様が乗られていないのがわかった時に荷物は空港へ戻されているんですよ…』



俺『はぁ、でもなんで羽田で受け取れって言ったんですかね??』



A職『恐らく、その職員がその規則を知らなかったか、あるいは言い方悪いですが、適当な事を言ったか…』



俺『……にゃるほど』



二人『…。』



A職『大変申し訳ございません!』



俺『いやいや、だから謝らないで下さい!笑』



まさかまさかの展開でした。羽田に着いたら早々に荷物を受け取って帰宅して一休みして仕事に向かう。はずが、この時点で正午をゆうに回っておりました。職員の方が持っていた沢山の書類に署名して、荷物が羽田空港に着いた時点で連絡をもらい、そのまま郵送するという事で空港を後にしました。肩掛けポシェットとクアラルンプール空港で買った僅かなお土産が入っているビニール袋を片手に、海外旅行から帰って来た感全くなしの状態で帰宅。風呂に入り一息ついて仕事に向かい、その日は終了。クアラルンプール空港からの出来事から、ながーいながーい2日間が終了しました。



2日後。
連絡を待ちきれずこちらから羽田空港の手荷物サービスカウンターに電話。早ければ昨日届いているかもと思い連絡をしたら、


俺『もしもし、別紙というものなのですが…』



Aサー職『あ、別紙様ですね。お荷物が昨日羽田空港に届いております』



俺『そうでしたか!もう郵送されましたかね?』



Aサー職『あの、別紙様、税関の方で荷物の確認をした所、おタバコが入っていたのですが』



俺『はい、何箱か入っていると思います』



Aサー職『こちらの方がですね、課税対象となってしまうみたいです』



俺『え、ちょっと待って下さい。日本で買って行った物で、余った物が入っていただけなんですがダメなんですか?』



Aサー職『はいー、対象内となってしまうみたいです』



俺『あぁー、そうなんですねぇー…』



俺もよくわかりませんが、日本で買って行った物で、使い切らなかったものを持って帰って来る時は注意した方が良さそうです。電子タバコ用のタバコも課税対象内ですので注意して下さい。荷物の中身を見られたらの話しですが。



Aサー職『別紙様、大変申し訳ないのですが』



俺『はい…』



Aサー職『一度、羽田空港へ来て頂けますでしょうか?』



まーーじーーかーー!!!マジでか!また行くんですか羽田に!飛行機乗る予定もないのに!見送りに行くのでもないのに!最後の最後まで、きっちり色んな事起こってますわ!あの時のカウンターのおじさんの顔が浮かんできますわ!!



そして次の日、渋々と羽田空港に向かい無事バッグを受け取りました。ちなみに、バッグの中に入っていたタバコは2箱。どちらも1箱500円。そして、1箱につき250円の課税が掛かったので500円を支払いました。1品に半額の課税がかかるというのは中々ですね。







こうして、俺の初海外旅行は全てが終了しました。本当に濃いぃ〜〜旅行でした。予想外の出来事、予想外の出費、予想外のトイレ、全てが予想外でした。後半、畳み掛けるような様々な出来事が起こりましたが、これも含めて海外旅行だなと。そして思った事は日本は本当に色々整ってる国だなと。色んな問題もあるけどね。でも外に出て改めて思いました、日本素晴らしい。
でもクアラルンプールもとっても素晴らしい国でした。ご飯美味しいし(一回あたったけど笑)、英語わかんない人にちゃんと付き合ってくれるし、観光地綺麗だし。興味がある方、興味が湧いた方は是非行ってみて下さい。
また、俺は海外の特に東南アジアの活気溢れる混沌とした感じがとても好きなので、また絶対に行こうと思ってます。兄やんも待ってるし。そしてまた色んなハプニングに見舞われるんだろうなぁ。


旅行記⑩まで長々と書きましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました!





追記
荷物を受け取る際に、エアアジアの方から今回の件について謝罪を受けました。
俺が今回たまたまそういう職員にあたってしまっただけですので、くれぐれも誤解なさらない様にお願いします。また、これから空港で俺と同じ様な境遇に遭う方。荷物は羽田にはありませんからね笑




最後に旅の写真を数枚









ありがとうございました。