あなたは、甘い物は好きですか?ご飯は好きですか?
糖質とはエネルギーを得る上で大切な栄養ですが、摂取しすぎているといろんなリスクを招いてしまいます。
糖質の代表格である、ご飯、ラーメン、甘い物が大好きな人は要注意です。
なぜなら、糖質を摂取しすぎると肥満を招き、さらに生活習慣病のリスクも高まってしまうからです。
血糖値と生活習慣病
生活習慣病の1つである糖尿病は、まさに糖質の過剰摂取が大きな要因になります。
なぜなら、糖質が血糖値を変動させるからです。糖質は血糖値を上昇させます。
上昇した血糖値を下げさせようとインスリンというホルモンが体内で分泌されて血糖値が高すぎず、低すぎずの数値になるようにコントロールしています。
ですが、糖質を摂取しすぎるとインスリンが多く必要になり、インスリンの働きが作用しにくくなったり、インスリンの分泌が不十分になったりして、血糖値のコントロールがうまくいかなくなるのです。
血糖値が高いと、血管を傷つけることになり、動脈硬化の原因にもなります。
ですから、血糖値を高くしない、つまり糖質を摂取し過ぎないことでこれらの病気を予防することができます。
糖質制限という予防法
とはいっても、糖質は主食として、食事の中心に考えられていましたし、日常的にもご飯がないと満腹感がないという方もいるでしょう。
糖質が生活習慣病の要因となるとはいっても、全く摂取しないのもストレスになりかねません。
そこで、最近では、糖質を制限した食事が糖尿病患者に対して治療として提供されています。
そして、血糖のコントロールを成功させているケースが数多くあります。
つまり、糖質を全く摂取しないのではなく、食事の中で糖質を減らすことで血糖値の上昇を防ぐことができているのです。
この糖質制限食は、糖尿病の患者だけでなく、健康な人にもお勧めされています。
なぜなら、血糖値が安定していれば糖尿病にかかることもないので、糖尿病を予防する効果もあるからです。
また、糖質の過剰摂取が肥満を招くとは逆の効果、つまり、糖質制限をすることによってダイエット効果もあります。
外食での糖質制限方法
糖質制限は、文字通り糖質の割合を制限することです。
きっと、自宅で食事を用意する時は、ごはんの量を調節したり、主食を抜いておかずだけを用意すればいいので、制限しやすいでしょう。
しかし、問題は外食する時です。
外食の場合、意外な食品に糖分が含まれていたり、定食にするとご飯が半分以上の面積を占めていたり、糖質を減らすことがなかなか難しくなります。
たとえば、調味料にも糖分が含まれています。
サラダとはいっても、ポテトサラダ、マカロニサラダは糖質が主食並みに含まれている時があります。
そこで、外食に糖質制限をする上で、意識することは、低糖質、高たんぱく質の食事です。
外食する場所でお勧めなのは、居酒屋です。
これは、アルコール飲料を勧めているわけではありません。
むしろ、アルコール飲料には糖質を含んでいるものが少なくないですから、要注意です。
居酒屋を勧める理由は、多くの居酒屋では、おかずを単品で注文できるという点です。
そして、枝豆、豆腐、焼き鳥など、調理の仕方がシンプルで高たんぱく質なおかずが多いからなのです。
外食であれば、どんな食材、どんな調味料が使われているかが分からないため、正確に量を知ることは難しいです。
ですが、シンプルな味付け、シンプルな調理法であれば他の料理に比べれば推測しやすいですから、居酒屋でなくても他のレストランでも、同じことを意識してみるのもいいかもしれません。