　皆さんこんにちは。前回の健康診断の結果、「血圧」について、早期に医療機関を受診する必要性を検討するレベルとの判定」という事で、特定保健指導の案内が来ました。

　前回の健康診断（3/15）の血圧は以下の通りでした。

　・1回目　160-74

　・2回目　155-78

　因みに高血圧の定義と降圧目標は以下の通り定められています。私の場合は収縮期血圧が140以上ですので、高血圧の範囲に入っています。

　しかしながら、高血圧の場合本当に健康に問題があるのかというとかなり疑わしいです。

この基準の根拠となっているのが下の図１に示すグラフですが、一見140を超えると死亡率が上がっている様に見えます。しかし、このグラフは年齢で層別されていないので、血圧が高い人は高齢者が多いのです。血圧は年齢プラス90と言われる様に、140以上の人は50歳以上の人が多いですから、死亡率が上がるのは当たり前です。血圧のせいではありません。

　そこで、年齢毎に層別したグラフが下の図２～図５になります。これをみると６０歳代以下では血圧と死亡率はほとんど相関が無いことがわかります。つまり高血圧に対して治療の必要はありません。

　又一方で、一番最初の高血圧の分類の図に注意書きで「降圧目標は75歳未満の成人の場合」というのがあります。ちょっと気になりますね。その理由は、下図の通り降圧剤を飲むと死亡率が跳ね上がるのです。

　全血圧に於いてハザード比（治療群の死亡率/無治療群の死亡率）が１を越えています。つまり治療により死亡率が上がるのです。特に、180以上では実に5倍になっています。この群には75歳以上の高齢者比率が高いので、治療対象から外していると思います。

　一般的にはお医者様のご指示に従う方が良いケースが圧倒的に多いでしょうが、高血圧については例外です。特に肝硬変がある場合は、血圧を上げて肝臓の血流を増やす必要がありますので、降圧剤の服用は逆効果です。

　以上の事から、皆さんも高血圧の治療をお避けになられた方が良いかと思います。又ご家族で降圧剤を服用されいる方がおられる場合は、服用中止も視野に入れてご相談されてはいかがでしょうか。

　では今日はこれで終わります。皆さん最後までお付き合いいただきありがとうございました。

（参照記事）

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jami/28/3/28_125/_pdf/-char/ja

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健康保険組合から特定保健指導の案内が来ました