2023.10.31火曜日
この鏡の実物が見たくて、なんば駅の無印良品に行った。電車の時間もあったので自分で探すより聞いた方が早いと店員さんに質問。その方はレジで会計精算後の案内をしていたのでインカムで別の店員さんを召喚。
結局、なんばスカイオ店にも取り扱いがないことが判明。在庫がある店舗を聞いてみたが、わざわざ行くには躊躇する店舗だった。お礼を言って退散。もうイメージで無印良品のネット通販にするか、Amazonで類似品を買うか、どっちにしようか、家で決めようと。
ところで無印良品に行く途中で若い女性に声をかけられた。
すいませんと、か細い声で。
立ち止まるとパウチされた紙を見せられた。
私が若い頃にもあったぞ。
その時は電車の中。声をかけて来たのは男性。
紙には
私には障害があります
現在、マッサージの勉強をしています
もし、お時間が許されるなら
私のマッサージを受けて
もらえませんか
と書かれていた。
私も世間知らずの若い娘だったし肩こりに悩まされていたのもあってマッサージと言う言葉に興味を持ってしまった。
どこで?と聞いてしまった。彼は
ここで。と言い、私の頭を揉み始めた。
約2分くらいだろうか。車内も混み始め、周囲の目が気になり始めた私は「まだ、しますか」と声をかけた。男性は「終わります。ありがとうございました」と立ち去って行った。今から考えると恐ろしい。更に言わせてもらうと、その人の目的がわからないのがもっと恐ろしい。
ちなみにマッサージは上手ではなかった。
そんなことを思い出しながら女性が差し出す紙を見た。
そこには
女性の名前と思われる名前とフィリピン人であること、コロナ禍で仕事がないこと、お菓子を買って欲しいことが書かれてあった。
女性はカゴの中に入ったラッピングされたお菓子と思われるモノを私に差し出そうとする。
紙に値段が書いていなかった不信感もあり、私は「ごめんなさい」と言い立ち去った。
買う意思を見せると値段が釣り上がるのだろうか。どんなお菓子かもわからないし、食べるのも怖いし。と思いながらネットで「お菓子売り」と検索した。
私は断って正解だったのだろうか。
お菓子を購入して、お菓子だけ廃棄するのか
お金だけ渡すのか
どれにしても、偽善者になり自己満足になりそうな気がした。
働こうと思えば、仕事を選ばなければ、仕事はある。と思いながら、言葉が辿々しく外国人であることから仕事がないのだろうか。
それとも小銭稼ぎの詐欺なのか。
あそこで立ってるだけで、いくらの稼ぎになるのか。現代版、マッチ売りの少女じゃないか。
私はココロが狭い人間なんだな。
と思いながら。