2023.02.04土曜日
アマプラ(2023.02.04鑑賞)No.50-12(2021年公開)
「椿の庭」

神奈川県の葉山にある海が見渡せる家。庭には四季に合わせて美しい花が咲いている。その家には絹子(富司純子)が孫の渚(シム・ウンギョン)と暮らしており、絹子の娘で渚の叔母の陶子(鈴木京香)は年老いた母親に東京のマンションで一緒に暮らそうと提案する。あるとき、税理士の黄(チャン・チェン)から連絡が入る。絹子は相続税の関係で、家を手放さなければならない状況になっていた。Yahoo!映画より

広告写真などを数多く手掛けてきた写真家・上田義彦の初監督作品で、構想から十数年をかけ作り上げた家族ドラマ。椿が咲く庭のある家に暮らす祖母と孫娘の1年を描き出す。主演は『待合室 -Notebook of Life-』などの富司純子と『新聞記者』などのシム・ウンギョン。共演は『ハッピーフライト』などの田辺誠一に加え、清水紘治、チャン・チェン、鈴木京香ら。Yahoo!映画より


以下はネタバレを含みます。まだ観てない方はココでさようなら👋
セリフがほとんどない。静かな作品。鈴木京香が1人で喋っていた印象が残る。その分、庭の映像、海や空の自然、季節の移り変わりを映し出す。シム・ウンギョンは「7人の秘書」で初めて覚えた役者さん。NHKの「群青領域」でも難しい役を演じていた。あの作品も話すセリフが少なかった。今回も複雑な家庭環境の役。そういう役が上手いのかも。ラストの田辺誠一にはガッカリだけど現実だよね。絹子にとって思い出の家や庭だけど渚にとっても、思い出の庭なんだな。