濡れた頬はほんとのあたし
目を閉じると更に涙が溢れ出た
空も一緒に泣いた。

病気でもないのに感じる胸の痛み
ただ温もりが欲しかった
この体も手も目も唇もあなたを覚えてる
それが今は辛い

ほんとに好きだから言えない「好き」だってある
言ってしまえば嘘になる気がして
そっと心にしまったの
それでもあなたには必要なものだったのかもしれないね
ただ伝え方がまだわからない
どうすればわかってくれる?
理由もなくただ好きなの。
傍に居たいの。
あなたはあたしの一番じゃない。
唯一だから。
二番も三番もいない。
ただあなただけ。

素直に言えばもっと楽になれるのに
それじゃ満足できない自分
だってそんなあたしじゃ
つまんないでしょ?
どうしたいのかどうすればいいのか
ただ答えを探してた

今はあなたの優しささえ過去になって
傍に居れば思わないことでも
離れるとわからなくなる


気がつくとさっきまで一緒に泣いてたはずの空が
透きとおるように青く窓の向こうに広がってた
冷たい空気が体に澄み渡る
夜の空は
毎日違うはずなのに
いつの日か見たような気がした

大好きな曲を聴きながら
歩く道は
自然とゆっくりになった
横を通る車も自転車も
曲に合わせた風景のように感じ
なにかが始まるような
そんな予感がした

今日もこの街は息をしている


痛々しい針を身に纏い
乾燥した大地に根付く

その針は傷みの象徴?
それとも戒め?

なのにどうしてあんなに綺麗な花が咲くのですか?

痛みを抱え
灼熱の太陽に照らされながら
それでも尚美しく堂々としている

いつか話ができたら教えてください。

でもきっと

ここに生まれてきたからこう生きるの

そう答える気がします
生きることに意味があるなら
そういうことでしょう

生まれてきたから生きる
生きるから意味がある

空が笑った
昨日という過去を
それでも僕は飛べなかった

怖いんだ

朝日も夕日も夜空も
変わっていく風景すべてが

酸素の足らない僕は
追いかけるばかりで
前を向くこともできない

押し出されるように
毎日が過ぎ
ただの過去として蓄積される

それはテレビのように
ただの出来事にしか思えない
僕は何を思い
何をしたのか
記憶する余白も
ただの空間になっている
それを埋めるように
多くの言葉を拾い
つなげて 

イル。
今日、僕は飛び方を忘れた

翼を広げてみるのだけれどうまく飛べない
何故だろう
何故だろう
考えてもわからない
だから歩いてみた
ゆっくり一歩また一歩と

冬の訪れを肌に感じながら
空を見た
地上から見る空は
とてもつもなく広かった
そして

遠かった

やがて夜が来て
空には満点の星たちが輝いていた
同じ空には星が隠れていたことを
僕は忘れていたようだ
そして少し眠った

起きてもやはり 飛べなかった
僕はもう飛べないかもしれない
だけど
考えるより前に進むしかなかった
ただただがむしゃらに

ひとりで歩いていると急に涙が溢れた

僕はまだその涙の意味を 



知らない


容赦なく差し込む朝日に怯え
一日の果てしなさにただ疲れ
笑う顔をどうにか思い出す

私を救ってくれる人も
愛してくれる人もいる

だけどそれは幸せじゃない
良い子でいるのは疲れるの
誰も知らない 私

今はわからない
けれどただ空虚な
毎日茶番をしている気持ちでしかいれない

本当の私は一体どこへいってしまったのか。

それを探すため
言葉を繋ぎ
自分の痕をここに残すだけ