15日、16日で葬儀も終え無事に父を天国へ送る事が出来ました。


昨日病院へ支払いの為に行ったので診察の合間の主治医に会ってきました。

実は父が亡くなった日主治医はお休みだったので

最後に何が起きていたのかが気になっていたのと

お礼も言えてなかったので…


診察室に入るといつもは椅子に座っている主治医が立ってます。

そして

「力及ばず申し訳ない」と

それからとても悔しそうに

「もう少し生きる時間を増やしてあげられると思っていたんだけど」


結局何が起きていたのか説明してもらうと


膵臓ガンは進行していくと大きく2つに分かれる

1つは肝転移に移行し肝機能障害で命を落とす

2つ目は腹膜転移による腹膜播種で腹水が溜まり何らかの内臓の不具合で亡くなる

父の場合は発見当初からド派手な肝転移があり

主治医はこちらが致命傷になると考えていた。

フォルフィリノックスの効果で5月上旬の1回目のCTでは

肝転移が見事に抑えられてかなりの延命効果が期待されたが

6月上旬の2回目のCTで肝転移ではなく腹膜播種の方が進行している事が分かった。

劇症型とでも表すのが正しい程の脅威の進行速度で悪化して行った。

亡くなる数日前にお腹の張りを訴えたので腹水を抜いた所

500ccしか取れなかった。

お腹の張りはすべて腹膜播種によるがん細胞で

最後は腸の数箇所で腸が癒着し腸閉塞を起こした。

あの口からの腐敗臭はお腹の中の内容物が腐敗し

腸閉塞を起こした為に上に上がってしまい口から出てきた。


無くなってからも口からの内容物が止まらず

2日目には納棺士に内容物の処理をお願いした程凄かったです。


亡くなってしまってからも弁解する訳ではなく

父に起きた事を包み隠さず説明してくれ

一緒に悔やみ、父のこの治療で得た結果は自分のこれからの財産だ

とまで言ってくれた主治医。


この主治医に出会えたから父はココまで生きられた。

納得の行く治療を受けられて、やれるだけの事をしてやれた。

主治医にはただただ感謝の言葉しかありません。



後悔がないと言ったら嘘になる…

それでもやりきった充実感の方が多い気がします。

全てを知り、全てを受け止める事で

私達家族は共に闘う事ができたし

覚悟も出来ていました。

その瞬間はとても悲しく辛く泣きじゃくっても

わりと大丈夫です!!

ご飯も食べてるし、皆で父の話をしては笑ったり泣いたりしています。

ブログを思い出しながら書く事はキツイ時もあります

涙が自然に流れてくる時もあります

でも父の最期まで闘い抜いた姿をココに残す事が

私のするべき事

今まで自分のことのように応援してくださった読者の方々への

感謝の気持ちをこめて

この闘病記を書ききる事が私のやるべき事と思っています。


今まで応援してくださった読者の皆様本当にありがとうございました。

「父の膵臓がん闘病記」

はこの記事を持ちまして終了とさせて頂きますが

ブログは削除せずにこのままにしておきます。

そして今度は私が応援してくださった皆様のブログへ遊びに行きます。

皆様の闘いを一緒に応援します。





このブログが病気で苦しむ患者様や支える家族の方々のお力に少しでもなれたら幸いです。

















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