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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

関係ない話から。

 

 

『 インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 』『 グーニーズ 』

キー・ホイ・クァン

 

『 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 』で 「 ゴールデングローブ賞 」「 SAGアワード 」( 俳優組合 )受賞、大復活しましたね。

 

懐かしさもあってか なんだか 感慨深いな…。

 

 

「 製作 」の話が 薄っすら記憶にある、エリザベス・バンクス が監督・製作した「 実話モチーフ 」の ホラー・コメディ

 

『 COOAINE BEAR 』( コカイン・ベアー )。

 

タイトル通り「 コカインを大量に食べた クマ 」による

パニックを描いた話で、予告見た限りでは 面白そう。

 

 

ちょっと前に「 GYAO!」無料で観た、黒沢清 監督の『 回路 』(01年)米リメイク『 パルス 』(06年)

 

気になっていた 作品だったけど、アメリカらしい

「 ビックリ描写 」や「 悪霊 みたいな 設定 」、「 オチ 」で

『 回路 』らしさは 薄めだったな。

 

ですが「 後半の展開 」は 結構 好きだし、

 

「 雰囲気 」自体も 意外と 良かったりで「 リメイク 」と思わなければ 個人的には 悪くない作品でしたね。

 

飛行機が ちゃんと落ちたのも よかった。

 

ちなみに「 脚本 」は ウェス・クレイヴン でしたよ。

 

 

ここから 本題。

 

 

「 悪魔の植物人間 」(英/1974)

 

SFサスペンス・ホラー。

 

『 霊幻道士・完結編 』をやると思ったでしょ?

 

『 完結編 』は もうすぐ「 GYAO!」の( 無料 )配信が 終わるため そっちが中心になっていて まだ 観てないんですよね。

 

まあ、観たからと言って 書くかは わからないですけど。

 

そいう事で コチラも「 GYAO!」での無料鑑賞です。

 

 

 

自宅の研究室で「 遺伝子操作により 人間と 植物を 併せる 」

研究をしてる、大学教授の ノルター

 

サーカスの「 見世物小屋 」の団員のひとりで「 顔に奇形 」を

持つ リンチは「 治療 」を条件に ノルター に協力、

「 実験台 」として 団長のバーンズ と共に 大学の女学生

誘拐する。

 

その 女学生と親しい 学生たちは 連絡がとれない 彼女を心配するが……。

 

 

みたいな「 マッド博士モノ 」の サスペンス。

 

そのマッド博士、ノルター教授ドナルド・プレザンス

演じています。

 

 

「 タイトル 」のほか「 植物人間」の造形( パッケージにデカデカと 載ってる )も 知ってはいたけど 今回が 初鑑賞。

 

レンタル店でも 見かけなかったな。

 

てっきり「 植物人間 が 暴れる 」内容とばかり 思っていましたが、オーソドックスな「 マッド博士モノ 」で チョット残念。

 

 

「 タイトルバック 」~「 冒頭 」は「 学習教材ビデオ 」みたいな「 自然映像 」で( 実際 作中では 教材ビデオであった )、

 

初っ端から なんだか 高尚な雰囲気が 漂います。

 

その後、教鞭をとる ノルター教授D・プレザンス なので 尚更 そう感じましたよ。

 

前半は ノルターの「 異様な植物が たくさんある 研究室 」が

目を引きましたね。

 

「 異形植物 」の種類が多く、「 造形 」も ハッキリ見れるので

マッドな気分も 上がります。

 

あと「植物人間化」の動機が「 光合成による 食糧危機の回避 」というのも 時代を感じて 面白い。

 

 

とはいえ「 お目当て 」の 植物人間が なかなか現れない展開に ちょっと ヤキモキも。

 

最初の被験者( 犠牲者 )も 出番は ほぼなかったですし。

 

ですが「 普通になりたい 」がため 常軌を逸した行動を とってしまう「 奇形顔 」リンチの「 苦しみの ドラマ 」は 結構 見応えがありましたね。

 

 

その他の「 見どころ 」としては メインの「 植物人間 」

( 出番は 少なかったけど… )のほか、

 

「 本物の人 」が 出演しているところ…かな。

 

その人たちが 最後に「 リンチを止めに来る 」場面は ちょっと『 フリークス 』(32年)を 思い出しましたね。

 

 

意外だったのは アメリカから来た 学者、ブライアン

出番の 少なさ( しかも そんなに 強くもない… )、

 

というか「 オチ要員 」だったところ。

 

あと、てっきり リンチが 治療と称して「 植物人間 」にされるとばかり 思っていたので イケメン男子学生が そうなっちゃう 展開も 個人的には 意外でしたよ。

 

 

ここから「 画像 」。

 

ネタバレあり。

 

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  タイトル 〕

 

「 原題 」は『 ザ・フリークメイカー 』

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  「 タイトルバック 」から続く

「 自然ビデオ 」で 紹介される ハエトリグサ 〕

 

 

監督は「撮影監督」(『 黒水仙 』『 アフリカの女王 』など )でもある ジャック・カーディフ

 

「 写真家 」でもあるらしく、実際に 撮影したのかは わからないけど 映像作家らしい「 映像 」でした。

 

 

ちなみに ハエトリグサの「 閉じる機能 」、

「 雨 」なんかでは 反応しないようになってるんですよね。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  ノルター教授D・プレザンス )〕

 

ノルターは「 人間 + 植物 」の「 植物人間 」を 創りだそうと 研究している。

 

メンタル的には『 ムカデ人間 』(09年)ハイター博士と 同じだな。

 

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

ノルターと「 見世物小屋 」団員で「 奇形顔 」の リンチ

 

「 奇形顔 」のリンチ仲間から「 ブ男だが、心も醜い 」

なんて言われている事から 性格も悪いようだ。

 

でも、ひねくれる理由も わかるな。

 

その リンチは「 顔の治療のため、ノルターに 協力する 」

…という やるせない 役どころ。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

ノルターたちと 誘拐された女学生・ブリジェット

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

ブリジェット を使った「 人体実験 」〕

 

注目したいのが、

 

後述する「 謎の装置 」( 上画像、レーザーっぽいヤツ )と

「 謎の注射 」( 下画像 )。

 

まあ、注目したところで 作中に 詳しい説明はないんですが…。

 

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  植物液の採取 〕

 

コレを注射してるのかな。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

「 カビた オレンジ 」と「 謎の装置 」〕

 

「 カビた オレンジ 」に「 謎の装置 」を使うと…

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  「 カビた オレンジ 」が復元 〕

 

「 謎の装置 」は「 原子核 破壊装置 」で、

なんと「 カビた オレンジ 」が元通りに!

 

でも さすがに「 原子核 破壊装置 」で「 腐敗からの復元 」の

原理は トンデモ 過ぎ。

 

そもそも「 植物人間の創造 」と どう関係が…?

 

 

ちなみに「 オレンジが カビる 」映像があって、

復元では それを 逆再生してます。

 

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  ノルターの研究室の「 異形植物 」〕

 

実際にありそう感じ(?)の「 異形植物 」の デザインがよい。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

「 別料金 」の見世物の もぎりをする 団長のバーンズ

 

 

トニーらブリジェットの親友たちは 海外から来た

研究者の ブライアンと共に 彼女を心配しつつ「 見世物小屋 」へ。

 

そこで 彼らブリジェットが付けていた 同デザインのメダルを 団長が 身につけているのに 気づく。

 

訝しんだ トニーは 夜、ひとりで「 見世物小屋 」へ。

そこで見たのは……

 

という流れ。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

「 実験 」により 変わり果てた姿になった ブリジェット

 

後に ブリジェットは 衰弱? 合併症?で 死亡。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  捕まった トニー

 

その トニーも 捕まってしまい、実験台に。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  脱出した、植物人間・トニー

 

「 実験 」は成功、「 飢餓を克服した 究極生物 」植物人間

爆誕。

 

…が、その 植物人間・トニーは 研究室から 脱出。

 

彼女・ローレンに 会いに行くが その姿を見た 彼女は 悲鳴を

上げ 気絶、そこからも 逃げ出すことに…。

 

 

植物人間、よく見ると「 指が 葉っぱ状 」だ。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  団員たち団長

 

自分たちと “同じ” でありながら “見下す” リンチに 抗議しに

来た 団員たち

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

「 あとひとり… 」、希望にすがる リンチ

 

頑な リンチの姿が 切ない。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  を襲う トニー

 

一方、トニーを襲い( 理由は 最後にわかる? )、

グループのメンバーの ヘディの家へ。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』 ヘディの家を訪れた トニー

 

ヘディの元を訪れた トニー は「 ノルター教授の実験 」で

自身が変質してしまったことを 彼女に 伝える。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  さらわれた ヘディ

 

が、その ヘディも 直後、リンチによって さらわれてしまう。

 

ヘディの「 メモ 」を読んだ ブライアンノルターの家に行くが、リンチの 返り討ちに遭い ノックアウト。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

リンチを追い詰める 団員たち 」と 何故かいる「 犬たち 」〕

 

そこに 現れたのは 団員たち

 

団員たちは リンチを「 投げナイフ 」で始末。

 

( 正確には その後、犬たちに襲われる )

 

 

裏切ったのは 団員たちではなく、リンチの方なんですよね…。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  振り返る バーンズ

 

バーンズの「 苦渋 」「 決別 」の表情が 印象深い。

 

まあ、バーンズも 誘拐に協力してましたけど…。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

「 俺は人間を やめさせられたぞ 」と怒り心頭の トニー 登場 〕

 

一方、ノルターには トニーが出撃。

 

 

植物人間の「 胸の突起 」は「 肋骨 」が元かな。

数は 合わないけど。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』 「 食人間 」された ノルター

 

「 ハエトリグサ人間 」だった トニーノルターを 挟み込み

( よく見ると ほぼ 腕のクラッチの力 )、「 消化 」。

 

 

ここで 最初の「 自然ビデオ 」での「 ハエトリグサ 」の

( 知らない人向け の )説明が 活きてくる、親切な作りだった事がわかる。

 

 

トニーに 襲われた がいたけど、

彼は おそらく「 食べられた 」んでしょう。

 

そういえば ブライアンから

 

「 食糧危機の回避が 目的なのに “食べる” 食虫植物? 」

 

みたいな ツッコミを受けてましたね。

 

( そういえば「 光合成 」場面もなかったな… )

 

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』  バーニング 植物人間

 

その トニーも 火災に巻き込まれ( というか 自死かも?)

焼死。

 

「 研究室 」に 火が付くのは 定番中の定番。

 

 

〔『 悪魔の植物人間 』

「 救出された ヘディ 」と「 植物化する ヘディの腕 」〕

 

ブライアンに 助け出された ヘディで あったが、

彼女の腕は 急速に「 植物化 」していくのだった……終わり。

 

 

 

ノルター教授は「 トニーの 外見 」と「 リンチの 内面 」を

「 フリーク 」にしていた。

 

そういう意味では「 一番のフリーク 」は ノルター教授なのかもしれません…。

 

(『 邦題 』で「 悪魔 」呼ばわりされた 植物人間、実は 被害者の方であった )

 

 

…と、ベタに まとめると こんな内容でも まあまあ ちゃんと

した話に 思えるでしょ?

 

実際、リンチのくだりは なかなか切ない「 ドラマ 」でしたけどね。

 

でも「 原子核破壊 装置 」の トンデモなくだりが

その「ドラマ 」に チョット水を差しているんだよな。