「 コカイン・ベア 」(米/2013)
麻薬密輸グループ が 飛行機から落とした 大量のコカイン包。
その「 包み 」を 熊が食べてしまい……。
「 実話 」をモチーフにした 動物パニック・ホラーコメディ。
監督は 俳優の エリザベス・バンクス。
「 WOWOW 」で放送していた 映画情報番組
『 ハリウッド・エキスプレス 』※内で 紹介されたのを見て
気になっていた作品。
〔 ※『 Hollywood Express 』
「 新作情報 」や「ゴシップ」、「 全米・ボックス オフィス 」
( 興行収入 )など、いろいろと 有意義な番組だったんですが 3月末をもって 突然の終了 〕
最初に 総評を書くと、
他の方のブログ記事を読んだ 印象では「 残酷描写 」以外は
ビミョーな感じを受けたので チョット危惧も あったんですが 面白かったですね。
キャラは よく描けていたし「 クマの 暴れっぷり( ≒ 残酷 )」や「 サスペンス演出 」にも ほぼ満足、
珍しい(?)「 クマとの チェイス 」も 盛り込んであったし、
何より「 クマが ちゃんと 可愛く撮られて 」いて 全体的に
好感が持てる作品でしたよ。
ただ「 中盤は 最高だった 」のに 予算の関係か、脚本家 or 監督の資質かは わからないけど「 後半 ~ 終盤 」は 低空飛行…。
せっかく 子供が 出ているんだから 最後は「 子供がピンチ 」になってほしかったな。
例えとして わかりやすいのが『 ジュラシック・パーク 』の
後半。
あの作品では ちゃんと 子供が 大ピンチ( ラプトルのくだり )に陥って すごく盛り上がった、楽しかったでしょ。
本作でも 最後に ベタな「 母親 対 母親( 母グマ )」の構図を 期待してたんですが、結局 尻すぼみでね。
そもそも 子供とか関係なく「 ホラー的な 盛り上がり 」が
薄かったし。
上記した通り「 キャラ 」は イイし「 演出 」も 良かったので、
状況さえ設計されていれば「 もうひと 盛り上がり( 暴れ )」撮れていたと 思うんだけどな。
レイ・リオッタの「 死に方 」も インパクト弱めだったりで
ガッカリ度合いが高かったです。
そういう意味では 惜しい作品でもありましたね。
ここから「 画像 」。
一応「 クマ ネタバレ 」&「 残酷 」注意。
〔『 コカイン・ベア 』 「 タイトル 」〕
ジャンル感が強めの「 “魅せる” タイトル画面 」が 実にイイ。
〔『 コカイン・ベア 』 タイトル前の「 OP 」、
「 ある日 森の中、クマさんに出会った カップル 」その1〕
「 足 」のカットが キマッてるよね。
まったく関係ないけど、昔『 ボキャブラ天国 』の ネタで
「 クマ3P 」ってのがありましたね。
ネットに 動画が上がってたんで ヒマな人はどうぞ。
〔『 コカイン・ベア 』 OP「 森クマと カップル 」2 〕
と、冒頭の “つかみ” はバッチリ。
〔『 コカイン・ベア 』
レイ・リオッタ 演じる 麻薬密輸のボス・シド 〕
レイ・リオッタ は 本作が 遺作らしい。
学校をサボって 森に行った ディーディー & ヘンリーと クマ 〕
ディーディーを 演じていたのは『 フロリダ・プロジェクト 』(17年)の 女の子らしいけど、
そっちより “チョット背伸びをしている” ヘンリーの方が 面白かった( 出番が多かった )。
そうそう、“吐き出す” とはいえ「 コカインを食べる 」描写も
あったけど、個人的には 子供らしくて 好きだったり。
〔『 コカイン・ベア 』 レンジャーおばさん 〕
コメディ・リリーフな役回りの 国有林レンジャーおばさん。
彼女の「 意気込みの 空回り 」も楽しかったな。
〔『 コカイン・ベア 』 ディーディーの母親・サリ と クマ 〕
「 演出 」は 何となく チョット古臭いけど、個人的には
( 年代的に )合ってましたよ。
それとは別に「 ベタな演出 」で しっかり撮ってるところが
良かった。
〔『 コカイン・ベア 』 クマ「 コカインの匂いがする!」。
「 足 」は OPの使いまわし? 〕
クマといえば、かなり前、駆除される前の
「 OSO18 」の ドキュメンタリーを観たんですけど、
クマの「 嗅覚 」って 犬よりも イイって知ってました?
あと「 雑食 」なんですが イメージと違い(?)「 肉 」は
あまり食べないみたいで、
「 木の実 」などの他に「 昆虫 」も食べてたりするんですよ。
興味深かったのが OSO18誕生の背景にあった
作物:デントコーン( 飼料用の コーン )の栽培と「 食害 」。
食害を起こす エゾシカを駆除( コーンは クマも食べてた )→ エゾシカの死骸を クマが食べ「 肉の味を 覚える 」→
そして「 家畜を襲うように 」…
( たしか こんな感じ )と、元をたどれば「 人間のせい 」
みたいです。
OSO18の正体も フタを開けてみれば「 すごく臆病なクマ 」でね…。
〔『 コカイン・ベア 』 クマ 乗っかり 〕
メインの「 クマの活躍 」は「 中盤 」が サスペンスと 笑い、
スピード感もありで すごく楽しかったですね。
〔『 コカイン・ベア 』 クマ ジャンプ 〕
「 中盤 」は エンタメらしい 見やすい「 カメラ構図 」や
「 編集 」、展開のテンポの良さも 評価したいところ。
〔『 コカイン・ベア 』 顔面すりおろし 〕
「 コメディ 」としては「 少々 ユルい 」感じ?もあり、
ノレない人もいるかも。
個人的には「 バカさ加減 」なんか 丁度良かったですね。
〔『 コカイン・ベア 』 追撃クマ 〕
という風に、イイ暴れっぷりを見せる クマなんですが、
「 爪 」による “えぐり”( 特殊メイク )がなかったのが 残念。
( 実際に クマに襲われた人の傷痕の エグさよ… )
ちなみに「 クマの爪 」には「 雑菌 」が多くいるんで
それによる「 感染症 」にも 注意しなければ いけなかったり。
〔『 コカイン・ベア 』
「 クマ可愛いだけじゃダメかしら 」〕
クマの「 暴れ( 残酷 )描写 」のほか「 カワイイ描写 」も
ちゃんとあるのが 本作の イイところ。
「 ドラマ 」的には「 親の責任 」みたいなのが 浮かび上がる
感じでしたが、
アメリカらしい「( 身近な )薬物の問題」とも 繋がっている様にも 思えましたね。
くだんの「 コカインを食べた クマ 」は 母グマで、
後半には 子グマも 登場しますが、おそらくですけど これは
「 薬物依存の親 」( 子グマを ほったらかしてた )や
「 コカイン(クラック)・ベイビー 」の暗喩でもあるのかと。
( 子グマも コカインを吸ってたし )
「 コカイン・ベイビー 」とは 薬物依存の妊婦から 生まれた
「 生まれた時から 薬物中毒の赤ちゃん 」の事。
という事で、何となく 一件落着な終わり方でしたけど、
あの 母グマが この後 子育て出来るのか…等々の考えに及ぶと
私なんかは 結構 暗澹たる気持ちになるんですよね。
まあ、「 エンタメ 」( ジャンル系 )作品なんで どうでもいい事でもありますけど。
ちなみに 海外アニメ『 サウスパーク 』の
シーズン15#5『 ボランティアで大儲け 』は、
コカイン・ベイビーたちに「 コカインを取り合いさせる競技 」
をさせ、それを ビジネスにするという 超・サイテーな話です。
〔『 コカイン・ベア 』 誤射・ヘッドショット 〕
まあ、この ブログでは「 最後まで 目を開けて 銃を撃とう 」
の教訓で 締めますけどね。





















