2021年3月28日付、香港サウスチャイナ・モーニングポスト（SCMP)が

”支那が台湾に侵攻した”時、米国が防衛に出れば、

支那の軍隊は日本にある、米軍の空軍基地を攻撃する可能性があると

専門家の意見をを引用して報道した。

台湾をめぐる米中紛争に、日本が巻き込まれるという観測だ。

SCMPは、米国は、支那が台湾を攻撃した場合、

軍事介入するかどうかについての立場を明確にはしていないものの

過去16日の、日米国防長官会談の際、米国と日本は、

台湾海峡有事の際に、緊密に協力することにしたと発表している。

また、米国のジョン・アキリーノインド太平洋司令官指名者は、23日（現地時間）、

米国上院軍事委に提出した、聴聞会の書面による回答で

「支那が予想よりも早く台湾を攻撃する能力を備えるかもしれない」と報じています。

ジョン・アキリーノ司令官

それに対して、米国の「ランド研究所」というシンクタンクの

ティモシー・ヒース研究員は、香港サウスチャイナ・モーニングポストの報道に対し

「支那は台湾を攻撃する際に、自軍（米軍）にダメージを与える可能性が高い

沖縄の米軍基地を襲うであろう」と言及しています。

日米防衛相会談で、台湾有事においては、日米ともに、台湾を助けると

表明しましたので、人民解放軍は、どっちにせよ戦う必要があるのであれば

「先制攻撃を打つ」という事なのでしょう。

これについては、豪州のシンクタンク所属の、マルコム・デイビス研究員が

「仮に、米軍が日本に全くいなかったとしても、日米安保がある以上、

首を突っ込んでくるのは確実なので、日本の基地を攻撃するであろう」

と言及していることからも窺い知ることができます。

沖縄には、偵察飛行を行う軍機の殆どが所属する、嘉手納空軍基地をはじめ、

数多くの基地があり、有事の際には何らかの攻撃があるのは確実です。

しかも沖縄の米軍基地の多くは住宅地の近くにあり、大規模な攻撃の際は、

最悪、住宅地も巻き込まれることを想定せねばなりません。

例えば、嘉手納空軍基地の場合、すぐ隣には「道の駅」や警察署、

更には町役場まであるのです。

こうした背景があるため、社民党や共産党は、米軍基地さえなければ

戦争に巻き込まれないと主張している模様ですが、

米軍基地を全て追い出してしまったら、逆に人民解放軍が攻め入ってくるのは

子供の思考回路でも理解できる事であり、今度は「支那の手による基地の島」

と化す事は、火の目を見るより明らかです。

そもそも沖縄は戦略的、地政学的に重要な場所であり、それゆえに

基地が作られているのですが、沖縄左翼の言動を見ていると、

その因果関係を逆手に取って、支那に有利な世論誘導をしているとしか思えません。

また台湾有事が起きた際に動くのは、日、米だけではなく、英、豪などの諸国が参戦し

戦火がさらにエスカレートする可能性があるのです。

実際にクアッド（QUAD）では、かなり高度な安全保障について議論がなされており

台湾防衛に関しての議論は、当然行われているはずです。

一方の支那は、「今こそ雌雄を決する時」と考えており、ウイグル問題、

台湾ともに、一歩も引くつもりはなさそうです。

そして支那は、台湾情勢が悪化しているのは、全て米国が原因と考えています。

支那の軍事評論家の宋忠平は、「米国が支那の対統一事業をこれ以上邪魔をするなら

第三次世界大戦という悲劇的な結末を迎えることになるだろう」とコメントしています。

もし、支那が「共産主義」という狂った理想を抱いて、溺死しても構わないと

考えているのなら、恐怖の「無敵の国家」であり、ある意味

ナチス・ドイツよりも危険な存在＝「チャイナチス」と言えるでしょう。

台湾がここまで追い詰められる事になった遠因としては、1971年に出された

「アルバニア決議」が挙げられます。

これにより、台湾は国連から追い出され、入れ替わりに、支那共産党が

国連に入り込み、現在の混乱に至っているのです。

このアルバニア決議、クアッドの軸をなす、日本、アメリカ、オーストラリアは反対、

しかし、インドや、ヨーロッパ諸国が賛成しており、

当然ですがクアッドに参加したイギリスも賛成しております。

ですから、もし台湾で有事があった際は、当時の償いの意味も込めて

特に、「イギリス」、「インド」には、こちら側に協力してもらわねばなりません。

在日米空軍が、攻撃された場合、それは、米中の全面戦争になるでしょう。

沖縄、グアム、韓国の米軍基地は、即刻、支那を引き裂きにかかるでしょう。

当然、同盟国である日本の自衛隊も、戦火に身を投じる事になるでしょう。

韓国軍はどっちにつくかは、知らんけど（笑）

一番美しいシナリオは、日、米、英、仏、豪、台が、支那を徹底的に叩き

支那の支配下地域で「革命」に拍車がかかり、チベット、ウイグル、内モンゴル、満州

一斉に立ち上がり、世界最大の「三峡ダム」が爆破され、支那は水不足、水害に陥り

国内は大混乱に陥り、独裁者が、人民による「処刑」を受け、民主化の道へ。

日本がぶち壊してしまった、（第二次）天安門事件が実現されると良いのですが。

台湾有事と日本のダメージ