今回紹介するのは、タナカ製ベレッタM92SB-F ハリウッドバージョンです。
2024年末にタナカから新商品の案内が出て驚いた方も多いのでは?
なんといっても、リアル刻印・リアルマークグリップの復活だと思います!
90年代後半からのWAと他社とのベレッタ商標裁判は、原告の敗訴で幕を閉じました。
2008年に発売されたKSCのM93Rや、タナカの商品(パッケージのみ)では
ベレッタの文字が復活したものの、ロゴマーク(スライドのPBやグリップ)の使用は
控えられてました。
ですが、今回タナカから発売されたM92SB-Fはリアル刻印が完全再現されています。
商標問題はどうクリアしたのか?と気になりますが、MGC金型ベースの
リアルなベレッタが復活したのは本当にうれしい限りです。
いろんな方のYoutube動画を見てても、「久しぶりにモデルガンを買った」などと
喜びのコメントが多く見られています。
また、刻印がリアルになっただけではなく旧型から約20カ所の改良を
行っているそうです。特に、リアサイトが別パーツになったのと、グリップスクリューの
位置が実銃通りになったのは嬉しいです。
今回は、ハリウッドバージョンという特別仕様になっています。
モデルの由来はいろんなところで書かれているので割愛します。
外箱。
元ネタが分かる人には分かるデザインのパッケージ。
側面のシールも実銃のものを再現しています。芸が細かいです。
表面。
リアルな刻印、ロゴマークが再現されています。
実際はかなり黒く、MGCのスーパーブラックHWに近い色合いです。
グリップもリアルなものが再現されています。HWなので艶がなくザラっとしたグリップです。
裏面。
ニューヨークのバーベン社が輸入していたころのモデルを再現しています。
トリガーガードのプルーフマークも再現。
右側刻印。
ロゴマーク含め、完全再現されてるのが嬉しいです。
刻印はスタンプではなくレーザー彫刻のようで深くしっかり入っています。
今回のハリウッドバージョンには
・ロングスライドストップ
・専用グリップ
・チェッカリングマガジンキャッチ
が付属します。
マルシンも近年、M9A1を新規金型でモデルアップするなど力を入れていますが、
MGC系のベレッタが現代に完璧な姿で進化して蘇ったのは嬉しいですね。
特にMGCから販売されていたバーベン社モデルが30年以上の時を経て、
再度モデルアップされたのは感慨深いものがあります。
更なるモデル展開を期待したいのですが、取説には「U.S.M9」と「M92FS」のパーツリストが!
MGC系の「FS」はデザートストームしかモデルアップされていないので、
通常のコマーシャルタイプも期待したいところです。
他にもセラコートのINOXやデザートカラーにも期待です。







