投資銀行部門は、主として発行業務を担当し、
事業法人や機関投資家などの大手企業を顧客としている。
その中で
顧客のニーズを汲み取る「コーポレート・リレーションズ」と
専門的な業務を担当する「プロダクト・スペシャリスト」の
二つに分類できる
◎「コーポレート・リレーションズ」
・発行体企業と接触し、常にそのニーズを探り、顧客がどのような
資金調達を望んでいるか、どのようなM&Aを望んでいるかを考え
ベストな選択肢を提案していくことが仕事になる。
さらに、顧客の会計上の諸問題を解決するための財務戦略を
提案していくことも必要となってくる。
このグループの形態は、コンサルティング業界と同じように
業界別に分けられており、業界ごとに特化することによって専門性を発揮している。
◎「プロダクト・スペシャリスト」
・顧客に対して提供できる金融技術を専門としている
主なものが、M&A、株式発行、債権化、または不動産関係の証券化
①M&A
企業の吸収や合併を取り扱う。
投資銀行部門の業務でも、唯一、投資銀行部門内部で完結する業務の一つで
その実行に関しては、市場に出回っていない極秘情報を入手できるほど
顧客企業と密接な関係を持つ。
M&Aの相手や、手段に至るまで、すべてを顧客企業とともに考えて実行する。
②株式発行
新株の発行を手伝う部門
ベンチャー企業のIPOなど
本来は、企業の資金調達の一環として、株式発行を手伝うグループであり
株式部と密接な関係を持ち、顧客の新株発行にあたっては、マーケットの動向を
探りながら最適な発行価格を決めるとともに、新株のマーケティングを展開するのが仕事
③債券発行
債権の新規発行を手伝う部門
債券発行は、新株発行と異なり、頻繁に取引が成立する
債権の性質上、ディールフローが比較的安定している
債権発行の場合は債権部と密接な関係を保ちながら
最適な発行条件を考えるのが仕事
<つづく>
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