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海っていいなあ

海に癒される

何年も何年も続く、夏の甲子園大会


昔も今も夏といえば甲子園


毎年、食い入るように甲子園の球児たちを追いかけてしまう




子供の頃は、随分大人のお兄ちゃん達が甲子園で


頑張っている姿を目で追っていた


小学校4年生のとき、三沢高校の大田投手が大活躍しているシーンは


当時、ソフトボールをやっていた仲間と食い入るように


小さなTVのブラウン管を見つめていた


延長18回(4時間16分)で決着の付かない其の決勝戦は翌日再試合になった




高校に入り、同世代が甲子園で活躍する姿を見るようになる


東海大相模の原は、大スターだった


原の三遊間に打った打球はサードもショートも全く動けないくらい早かった




自分の弟くらいの年代に入っていくと


PL学園の清原や桑田の大活躍も鮮明に記憶に残っている


PL学園、絶好調のときは、プロ野球12球団の一番弱いところには


勝てるのではという、冗談とも本気とも思えない話が巷に流れた


それが、今では自分の子供らの世代が甲子園で活躍している


甲子園では毎年、筋書きのないドラマが展開される


9回の裏から、ありえないような奇跡の逆転ドラマが生まれる




今から約33年前、故郷長崎県代表で、長崎海星高校が


豪腕酒井投手を擁してベスト4まで勝ち進んだことがあった


お盆の時期、家族で両親の生まれた島から当時住んでいた所への


帰省の帰り道、


父親の小さな車の中で、家族全員がNHKラジオの高校野球実況中継に耳を傾けていた


9回の裏、長崎海星が絶体絶命のピンチ


長崎海星の攻撃


0点で終われば試合終了


相手はPL学園


なんでもない内野ゴロをファーストへ投げ急いだPL学園の選手が


暴騰してしまい、長崎海星が土壇場で同点に追いつく


其の瞬間、小さな車の中で家族全員「わおー」と歓声をあげ


運転席の父親はハンドルを叩いて大喜びしていた


普段は無口で、あまりはしゃいだり感情を表に出さない


父親がハンドルを叩いて大喜びしているシーンを


後部座席から眺めていた


その後、延長で長崎海星は負けてしまうのだが


9回の攻防は、家族の共通の感動の思い出として残っており


また、その父親の喜びようが、未だに鮮明に僕の記憶に残っている




週末、車のハンドルを叩いて、大喜びしていた父親の三回忌で長崎へ帰省する




今年の夏、すでに父親はいないが、甲子園の奇跡はまた繰り返される



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