先日、昔の友人と約40年ぶりの再会をした
一緒の教室で過ごした小学校の思い出話をしていて
不思議な感覚を覚えた
担任の先生に対して、友達に対して、またその時に起きていた出来事に対して
随分と違う角度から見ていたんだなと感心ししてしまう
もちろん、共通の感想もたくさんあるのだが不思議な感じがした
また、話をしていくうちに、全く忘れていた記憶がよみがえってきたりもする
記憶の中には
覚えている記憶と
全く忘れてしまった記憶と
あるきっかけで思い出すことができる記憶の3つのパターンがあるみたいだ
人間は嫌な記憶や辛い記憶を自分の都合の良い記憶に書き換えるということが
ある心理学の本に書かれていた
最近読んだ小説の中に心理学者が登場して次のように話をする記述があった
「辛い記憶や、悲しい記憶やなど衝撃的な記憶であればあるほど記憶は消せません
しかし、記憶の上に新しい記憶を塗り重ね、心の奥底に埋没させて行く事はできます」
辛いことや悲しいことがあったら時間が解決してくれるという話もよく耳にする
それは、ただ単に時間の経過が解決してくれるのではなく
時間の経過とともに、新しい記憶が生まれ塗り重ねられていくことを指しているのだ
ふと東北地方の震災に合われた方々のことを考える
辛く悲しく衝撃的な記憶は
楽しくて、嬉しくて、幸福な記憶を数多く塗り重ねていくしかないのだ
特に、感受性の豊な子供達のためにも
大人達がその塗り重ねていく記憶を用意してあげなければならない
でも一方で記憶を塗り重ねていく時間があまり残っていないお年寄りのことを考えると本当に辛い