シュバキアを作りました。


シュバキアは、
別名(?)モロッコ版かりんとう

モロッコのラマダーンでは、定番の揚げ菓子だそうです。

この期間だけでなく、通常もパティスリーなどで売っているものを食べることができますが

ラマダーン中は、各家庭でも大量に作り、毎晩イフタール(日没後の断食明けの食事)に食べるのが定番だそうです。

モロッコでも一度食べたことがあるのですが、

とにかく!甘かった真顔

歯が溶けるんではないかと思うやつです。

日本のかりんとうも、それなりに甘いですけども。

ミントティーのようにお砂糖たっぷり、というわけではなく

揚げた生地をその後ハチミツにどっぷり浸して吸わせることで、あま〜く仕上がるのです。


今回参考にしたレシピには、材料にけっこう色んなものが入っていて豪華。

白ゴマ、サフラン、アニス、シナモン、オレンジフラワー



ゴマは、以前インド食材屋さんで買っておいた、インド産の生白ごまを使ってみました。

炒ってから、すり鉢ですりつぶします。



ゴマの香りって、和(食)のイメージなのだけど、このゴマ違うなぁ。

日本のゴマより、香りが優しいような。

とにかく、なにかが違う。







形もどことなく、かりんとうに近い?

一応、お花のモチーフらしいですが。。






生地の寝かせ時間が長めだったのか、揚げるとぷっくり膨らんで、お花には見えないけど
あせる

味はなかなか。

オレンジフラワーの香りが爽やかです。

ハチミツシロップの濃度をかなり抑えめにしたので、甘さ加減は日本人好みでほんのり。

ただし、油はたっぷりおーっ!

生地に、ギー(本来はバター)、オリーブオイル、菜種油(植物油ならなんでも)が練りこまれ、さらに油で揚げるという。。

効率化を考えてしまう人間としては

生地に入れるの、どれか1つでよくない?とか思ってしまうのだけど

わざわざこの3つを入れる意味が、きっと何かあるのでしょう。

断食明けに食べる豪華なメニューの1つでもあることを考えると

いろいろな油分を贅沢に使う、ということがポイントのような気もします。

それに、暑く乾燥した地域で、一日の断食明けに食べるには、このくらい油分とカロリーがあるくらいがちょうどよいのかもしれません。

一口サイズを1つ食べただけでも、けっこうな満足感です。

次回はスパイスを多めにしてみよう。



明日はハリラスープを作って、シュバキアと一緒に食べてみよう。