シュバキアを作りました。
モロッコのラマダーンでは、定番の揚げ菓子だそうです。
この期間だけでなく、通常もパティスリーなどで売っているものを食べることができますが
ラマダーン中は、各家庭でも大量に作り、毎晩イフタール(日没後の断食明けの食事)に食べるのが定番だそうです。
モロッコでも一度食べたことがあるのですが、
とにかく!甘かった![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
歯が溶けるんではないかと思うやつです。
日本のかりんとうも、それなりに甘いですけども。
ミントティーのようにお砂糖たっぷり、というわけではなく
揚げた生地をその後ハチミツにどっぷり浸して吸わせることで、あま〜く仕上がるのです。
今回参考にしたレシピには、材料にけっこう色んなものが入っていて豪華。
白ゴマ、サフラン、アニス、シナモン、オレンジフラワー
炒ってから、すり鉢ですりつぶします。
ゴマの香りって、和(食)のイメージなのだけど、このゴマ違うなぁ。
日本のゴマより、香りが優しいような。
とにかく、なにかが違う。
形もどことなく、かりんとうに近い?
一応、お花のモチーフらしいですが。。
生地の寝かせ時間が長めだったのか、揚げるとぷっくり膨らんで、お花には見えないけど
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
味はなかなか。
オレンジフラワーの香りが爽やかです。
ハチミツシロップの濃度をかなり抑えめにしたので、甘さ加減は日本人好みでほんのり。
ただし、油はたっぷり![おーっ!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/080.png)
![おーっ!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/080.png)
生地に、ギー(本来はバター)、オリーブオイル、菜種油(植物油ならなんでも)が練りこまれ、さらに油で揚げるという。。
効率化を考えてしまう人間としては
生地に入れるの、どれか1つでよくない?とか思ってしまうのだけど
わざわざこの3つを入れる意味が、きっと何かあるのでしょう。
断食明けに食べる豪華なメニューの1つでもあることを考えると
いろいろな油分を贅沢に使う、ということがポイントのような気もします。
それに、暑く乾燥した地域で、一日の断食明けに食べるには、このくらい油分とカロリーがあるくらいがちょうどよいのかもしれません。
一口サイズを1つ食べただけでも、けっこうな満足感です。
次回はスパイスを多めにしてみよう。
明日はハリラスープを作って、シュバキアと一緒に食べてみよう。