今回のモロッコでは、ちょこちょこ買い物をしました。
相変わらず、キッチン周りや食材がほとんどですが
日本で珍しいものだと、このクスクス専用鍋。
お店にあった一番小さいサイズ。2〜3人用。
上段の小鍋の底には穴が開いていて、下の寸胴型の鍋でスープを煮込み、その蒸気を使って上段でクスクスを蒸すというしくみになっています。
ちなみに、日本でクスクスというと、「料理の名前」と、「食材としての名前」として両方に使われますが、現地では食材の方を「スムール」と呼ぶそうです。
なので、ここでも区別していきますね。
今までもクスクス料理は何度が作っていますが、スムールの戻し方は簡易的なものでした。
それは、スムールに熱湯を注いでラップで蓋をし、数分経ったらスプーンでほぐし、オリーブオイルと塩を混ぜるという方法。
これでも十分おいしいと思っていました。
が、モロッコの家庭で本場のクスクスを食べたときの驚きといったら!
クスクス(スムール)ってこんなにおいしかったっけ?
蒸し方でこんなに味と食感が違うんだ!?
とビックリしたものです。
(もちろん、スープや具材のおいしさもあるのですが)
モロッコの人たちに好きな食べ物を聞くと、10人中9人くらいは、「クスクス!」
と答える理由が、わかった瞬間でした。
そんなわけで、かさばるのを承知で、地元民向けスークのキッチン用品店で売っていた一番小さいサイズのクスクス用鍋を買ったのでした。
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