砂漠の後は、リッサ二へ向かった。
ここでのお目当ては、スパイス。
スパイスを買うなら南部がよく、リッサ二のスークのものは質もいいと聞いていた。
週二回立つという盛大な朝市に行ってみたかったけど、タイミングが合わなかったので、常設の市場へ。
普通の八百屋さんから
スパイス屋さんもいくつか発見。
もはや香辛料なのか染料なのかわからなくなる、この鮮やかさ。
見るだけで元気をもらいます。
もちろん、食べればさらに元気に![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
モロッコ料理でよく使われるスパイスを挙げてみると、こんなかんじ。
クミン
パプリカ
ターメリック
ジンジャー
ブラックペッパー
シナモン
サフラン
パプリカは、甘いパプリカと、辛いパプリカと2種類がある。
スパイス料理を色々と食べたり作ってきたけど、同じ種類のスパイスでも、作られる土地によって香りや味が全然違ったりする。
たとえばクミン。
インドをはじめとするアジア圏、中南米、ヨーロッパなど世界の色々な地域で愛されるスパイスの代表格のクミンも、インド産のものとモロッコ産のものでは、香りが全く違う。
うまく説明できないのだけど、、、
モロッコ産は、もっと草のような、スパイスだけどハーブのようなワイルドな香りがする。
見た目も、インド産の細かい粉末状のクミンと異なり、少しだけ種子の原型を残したような、粗挽きなのだ。
パプリカは、地中海を挟んですぐ上のスペインやポルトガルでもよく使われるスパイス。
だけど、日本で売ってるスペイン産のパプリカとは全然味も香りも違う
ということが、今回よぉ〜くわかった。
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
スペインの方がよりスモーキーな感じ。
モロッコのはもっとパプリカそのものの甘みが強い、フレッシュな味と香り。
色も、モロッコのパプリカの方が赤の色味が濃い。
このへんのうんちくについては、またゆっくり検証して書いてみたいと思う。
スーッとして、効きそうな味。
スリランカのサマハンに少し似てるかな。
甘いパプリカ、クミン、ブラックペッパー、ジンジャーを買い、おまけアルガンオイル(たぶんグレードは高くない)を付けてもらった。
バックパックの中がカラフルな色と香りにに染まらないよう、ポリ袋の口を念入りに締める。
日本に帰って現地の味を少しでも再現できるかな~?