3月11日の今日は、地元の防災講習会に参加してきました。
炊き出しや、消火器の使い方、煙の中を歩く、段ボール箱を使った簡易トイレ作り、発電機の使い方などを教わったり、体験しました。
日頃からリスクマネジメント力の低さには、なかなか定評のあるわたし。
旦那さんにも、「絶対、逃げ遅れるタイプだよね」とよく言われます
東日本大震災が起きた7年前のあの日は、日本にいなかったので、余震におびえたり、帰宅難民になったりする体験をしていないこともあってか
普段からいまいち危機感が持てない感覚がありました。
実際に震災を体験していないからしょうがないよね、と思っていたけれど。
地震や津波などの震災が起きた時、どこに避難すればいいのか、どんなものがあると役に立つのか。
実際に見聞きし、触って、体験できたことで、少しは自分事としてとらえられるようになった気がします。
つい最近、AEDを使った救急救命講習も最近受けたこともあり、危機管理能力が少しは身についてきた…かな
以前、日本に住む南米出身の男性が、こんなことを言っていました。
「電車の中でも英語のアナウンスが以前より増えてきたけれど、緊急時のアナウンスはいまだに日本語でしか流れない。でも、一番トランスレーションが必要なのは、そういう緊急時なんだ。なぜ電車が止まったのか、いつ動くのか。日本語がわからない人とっては、すごく困る」
今の彼は日本語がかなり話せるのでアナウンスもわかるし、わからなければ周りの人に聞くけれど、それができない人もたくさんいる、と。
今日の講習会は、市の国際交流協会主催ということもあり、
「地域に住む外国人の人たちにも市の防災の取り組みについて知ってもらおう」
というテーマを掲げていました。
実際に、家族連れで参加している外国の方々もいて、一緒に色々と体験して理解を深める事ができました。
日本人同士でも、同じ市に住んでいる人たちを知るいい機会にもなりました。
震災や事故が起きた時、周りには日本語がわからない人が、いるかもしれない。
からだが不自由な人が、いるかもしれない。
そういう時に、自然に手を差し伸べることができる人がたくさんいる社会になればいいな。
そういう社会は、きっと、普段から誰もが居心地のいい社会のはずだから