こんばんは。
突然ですが、クリシュナマチャリヤという人物をご存知でしょうか。
去年日本でも公開されたヨガのドキュメンタリー映画『聖なる呼吸』を観た方は、映画の中に出てきたその名前を憶えているかもしれません。
そう、クリシュナマチャリヤ先生は、「現代ヨーガの父」と呼ばれる人。
何千年も昔から先人たちが作り上げてきたヨーガの古典に息吹をあたえ、現代人にも応用できるかたちに体系化したヨーガの先生です。
そのクリシュナマチャリヤ先生が生前残した言葉には、有名なものがいくつかあるそうです。
その中でも一度聞いて忘れられないのが
「ヨーガは、メスを使わない手術である」
という言葉。
これを初めて聞いたときは、軽く衝撃でした
だって、多くの現代人が持っているヨガのイメージって、
ヨガ = 癒しリラックスインナービューティー
とかですからね(笑)
でも、ヨガの練習を続けていくと、ヨガを「手術」にたとえた、その意味がわかってくるようになります。
ここからはわたしの解釈です。
手術って、BEFORE/AFTERで明らかな変化がありますよね。
外科手術なら、傷口がふさがって綺麗になるような、目に見える変化かもしれない。
内科手術なら、腫瘍が取り去られて内臓がきれいになった状態で、外側から目に見えない変化かもしれない。
いずれにしても、「治療」ではなく、「手術」というだけあって、その威力はとてもパワフル。
わたしは、ヨガは、外科と内科、両方の手術だと思っています。
ヨガを習慣にすることで、外側の変化が起こる。
骨盤の位置が正常になり、姿勢がよくなる。
余分な脂肪は減り、つくべきところにしなやかな筋肉がつく。
むくみがとれ、肌の透明感と血色が増す。
そして、時に少し遅れて、でも確実に、内側の変化も起こる。
自分を客観視できるようになる。
感情に振り回されなくなり、物事に動じなくなる。
自分の感覚を大切にできるようになる。
視野が広くなり、自分自身や物事をいろんな角度から見られるようになる。
表情が明るくなったり、つまらなかった会社が楽しくなった!と報告してくれる人も。
ある人は自分が本当にやりたいことを見つけ、会社を辞めていき。
ある人は自分にぴったりのパートナーと出会い、結婚し、会社を辞めていき。
って、あれ?なんだかYOGA部は会社辞めていく人ばっかり(笑)
手術を終えると、みんな次のステージに進んでいくのです