インドの伝承医学・アーユルヴェーダに出会い長年の花粉症を克服した私beojasが毎年行っている、花粉症対策のためのセルフケアについて紹介しています。



カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ


多くの人は、

お腹を壊すと、

「昨日の飲みすぎたかな。しかも食事の食べ合わせも悪かったかも・・・」と、

前日の食生活を振り返ります。

また、風邪をひくと、

「昨日寒いのに薄着で出かけたからかな」と、

ここ数日の過ごし方を振り返ったりします。

どちらも、その症状が起きた原因を考えるわけです。



アーユルヴェーダでは、風邪をひくのに原因があるように、花粉症になるにも原因があると考えます。


 

その原因とは、


「スギ花粉アレルギー体質だから」


という体質によるものではありません

正確に言うと、アレルギー体質も一つの要因になりえますが、だからといって必ずしも発症するとは限らないと考えるからです。


それよりももっと影響のある原因、それは。


カファが溜まっている

 
ということです。





ん、カファ??




耳慣れない言葉にですよね。 

 

カファとは、サンスクリット語で地と水のエネルギーのことです。

アーユルヴェーダでは、この世に存在するものは全て、五つの元素で構成されていると考えられています。

さらにその5つが2つずつ組み合わさることで、これら3つのドーシャが生まれました。

ヴァータ(空・風のエネルギー)
ピッタ(火・水のエネルギー)
カファ(地・水のエネルギー)

五大元素とドーシャについての記事はこちらにも書いています。


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一日の中で昼と夜があるように

季節が移り変わるように

私たちのからだと心のドーシャは、

日々変化することによって、

私たちの体内システムを働かせたり、メンタルのバランスを保っています。


さらに、この3つのドーシャは、

季節によって増えやすいものがあります。



例えば、

暑い日本の夏にはピッタが増えやすく

冷たい木枯らしが吹く秋冬にはヴァータが増えやすい

という具合です。

私たちのからだや心は、自然界のバランスに影響を受けているので、

自然界にピッタが多い時期には、

私たちの体内のピッタも増えやすくなります。

なので、夏の終わり頃になると、皮膚や内臓(消化)のトラブルを抱える人が増えます。



秋冬には、皮膚や目、喉の乾燥、手足の冷えが気になる人が多いでしょう。

この時期はヴァータが増えるので、体内にも空と風のエネルギーが増えるのです。

消化力が安定しなかったり、心もどこかそわそわ、何かと心配しがちになったりします。


なんだかネガティヴな不調症状ばかり書いていますが、ピッタもヴァータも良い面はたくさんあります。


私たちにピッタがなくては、食べ物が消化されません。

ヴァータがなければ、内臓や血液、からだそのものを動かすこともできません。

どれも必要なエネルギーなのです。

でも、何かのきっかけでそれらのバランスが乱れると、不調が起きるというわけです。

様々な不調は、「今、アンバランスだよ〜おーっ!」カラダからの大切なメッセージなのですね。


では、花粉症という不調には、どんなメッセージがあるでしょうか?