砂漠でお一人様が爆裂…なんのこっちゃ?と思いますよね。
あれは忘年6月末日。
亭主とラスベガスへ出かけた折に、レンタカーを借りて、ベガス近郊にある観光スポットのひとつ、レッドロックキャニオンを目指し車でフリーウェイを北上していました。
出かける直前に少しだけ便意を催してはいましたが、まあいいか、今でなくても…何処かドライブインみたいなとこに寄るだろう。
これが間違いでした。
ここはアメリカ、それもラスベガス…砂漠の中の不夜城とも言われるベガス。
その近郊を疾走する車から見えるのは、砂漠、砂丘、砂丘の遥か遠方に見えるのも、これまた砂丘。
真っ青な空、雲ひとつない。
車内はエアコンが効いて快適だが、外気温は30度を超えているようだ。
時折、陣痛の様に間隔を開けては襲ってくる軽い便意。
ホテルを出てから一時間程は、初めて見る壮大な景色を写真におさめる余裕が残っていた。
しかし…もう限界。
亭主から話しかけられても上の空。
全神経が肛門様に集中して祈ってる。
お願い、もう少し、もう少しの我慢!
いやあ、もう駄目だとくじけそうになった私は、震える声で、お願い!ここでいいから車を停めて!と亭主に懇願した。
亭主もただならぬ私の気配に、なんだ、なんだ急には停まれないよ。小便か…まさか…?と困惑の眼差しを向けて来た。
間髪いれずに、涙声の私は震えながら、
【ウンコ!に決まってるじゃん】
怒り声で叫んだ。
かくして亭主はすぐに車を車寄せのある右車線に移行しハザードを点けて急停車。
私は、フリーウェイから数メートルも離れていない砂漠の中に座り込んだ。
後は御想像にお任せしますが…。
惨劇を演じた後に感じた事は、なんとベガスの青空の美しくどこまでも高かった事か。
こんな再演は二度としたくないなと、万一その様な事態が再びやってきたら、せめて下半身だけでも見えない様な場所を探すべきだと、その点を反省した次第です。
砂漠の植物って、本当に膝下程度のブッシュだけなんですね。
"