2年間放置していたか…

娘は相変わらず。

だけれど、広い家(前のマンションに比べれば)に引っ越したり、

娘が特別支援学校&放課後等デイサービスに通い始めたりと、

まあまあリズムは良くなってきている感じがする。

ここ2年で大きく変わったのは、私の意識かもしれない。

そもそも、ややブラックなクリエイティブ業種で働く私は、

仕事>プライベート　という考え方を、無意識にしていた。

土日も返上し、会社泊まりも辞さない仕事の仕方に無意味に

プライドを持っていたような気がする。

それが、なかなか育てにくい娘を授かり、

妻が病み、悲鳴を上げていても気が付かないふりをして

仕事に行っていた私だ。

それを、意識的にやめた。

そんなのくそくらえだ。

土日を返上して仕事なんかに行っていたら、その土日、誰が娘の相手を

するのだ？

会社に泊まり込んでいたら、誰が朝、娘を起こし、着替えさせ、トイレに連れていき、

食事の面倒を見、学校のバスの停留所まで連れて行くのだ？

仕事優先の考え方は、誰かの犠牲の上に成り立っていたのだ。

独身時代ならご自由にだが、子供がいて、ましてやその子供が知的障害を伴う自閉症児の

場合、単に面倒ごとを妻に押し付けているだけだ。

今は、土日は必ず休む。

会社泊まりはしない。

これは当たり前のようで、実はうちの業界の場合、周囲の理解を必要とする。

だから、仕事を受ける際、そこは説明する。

それでも、「土日の動きはどうなるんですか？」などというクライアント様は

悪いが今後のお付き合いをお断りさせていただく。

あくまで、土日は子供のために使うのだ。

それは、妻を休ませるためでもある。

土日は、朝、娘と食事をしたら、少しだらだらした後、

娘が大好きな「白いのクルマ」で「ドライブ」に出かける。

午前中から出かけ、適当にコンビニなどでお昼を済ませ、夕方まで外で

遊ぶ。

なんなら夕飯も外で済ませる。

帰宅して娘と風呂に入り、髪を乾かし、寝かしつけるまでが1ターンだ。

そうすることで、妻は平日できない、一人でゆっくり風呂に入ることや、

時間を気にせず部屋でくつろぐことができる。

妻を休ませることが出来るのだ。

うちの場合、妻が倒れたらほぼ終わりだ。

シングルで障害児を育てながら生活するのは、ほとんど無理ゲーだ。

(そういう方もおられることは承知しているが、大変なご苦労をされていると推察する)

土日は妻の休息日にあて、

かつ私が娘とたっぷりふれあう時間にあてるのだ。

だから1分たりとも仕事はしない。

土日は娘と過ごす、それが最優先事項だ。