昨日今日と大分県中学校総合体育大会バレーボール競技が行われました。本来、明日が総合開会式なのですが、今年は新たにオープンした昭和電工武道スポーツセンターでの先行開催でした。
高い天井と楽に5面とれる広いフロア。そして何より空調のある素晴らしい環境で、選手たちは躍動しました。
男女の勝ち上がりは…
男子はほぼ下馬評通りの勝ち上がりでベスト8が出揃い、シードの日出、朝日が決勝に進出しました。その2強をそれぞれ準々決勝で先制して苦しめた南大分と大分西の健闘は光りました。
特に南大分は、2セット目も小気味良い攻撃と粘り強い守りで、最後まで日出を苦しめました。小柄なエースですが、タイミングの早いスイングでクロスの奥にシャープな強打を放ちます。セッターの安定感もありました。
前回、県選手権の記事で書いたように、各チームのエースの攻撃力には目を見張るものがありました。
しかし、エース頼みのチームの怖さは、エースの攻撃が突然通らなくなった時にあります。そんな時は、エース自身が別の攻撃パターンやリズムで打破するか、他の選手の攻撃でその難局を打ち破るしかありません。
それが出てしまったのが決勝戦。互いに譲らず1セットずつを取り合って迎えた最終セット。
12-6と日出が大きくリードを広げたとき、会場には「このまま終わるのか…」という空気が流れました。しかし、県選手権のリベンジに燃える朝日は粘ります。じわじわと追い詰め、ついに終盤追いつきました。
朝日 2(25-17 22-25 27-25)1 日出
朝日にとっては最高の勝利、日出にとっては悔しすぎる敗戦だったことでしょう。しかし、互いに学ぶことも多かった密度の濃い3セットだったと思います。ぜひ、九州大会では全国切符をそれぞれ奪取してほしいと思います!
女子の決勝は…
稙田南 2(25-9 25-14)0 大東
九州大会切符をつかんだ4チームの今後のさらなる向上に期待したいと思います!
大会運営に関わった皆さま方に、心からの感謝申し上げます。