吊り革を持たずに電車にのってるときに、揺れに負けて足が動くとちょっと悔しい。
いまだに右と言われると箸を持つ方といちいち考えてしまう。
ちょっといいかなと思った靴をしげしげと眺めてると店員がこれはとばかりに勧めてくるので、一番小さいサイズを試し履きするも、あまりのブカブカっぷりにさすがの店員も言葉を失う。
気を取り直して中敷2枚入れればと提案してくるが、そこまでして履きたくない。てかバカにしてんのか。
住宅街を歩いてると、ピンポンダッシュがしたくなる。
歩いてるときに気がつくと、石ころを蹴飛ばしてることがわりとたまにある。
駅でいちゃつくカップルを凝視してみる。
返事をしたら俺じゃなかった。
褒められるとうれしいくせにクールを装おうとするから、顔の筋肉に余計な負担がかかって妙な表情になる。
入る器を間違えたと俺の魂が叫んでる。
彼氏のいない女に「話がある」と言われるとドキドキする。そして、予想に反した話をされ、さっきのドキドキを感づかれなかったかと、そればかりが気になって話を聞くどころではなくなる。
階段で前をすごい短いスカートの女が上ってると、俺は見てないよと後の人間にアピールするため必要以上にうつむいてのぼり、前から下りてきた人間の邪魔になる。
しんどいふりしてたら、本当にしんどくなった。