Ⅰ型糖尿病は難病に指定されている。

 

難病、と耳にすれば多くの人は大変な病を患ったのだと思うでしょう。

 

事実、難病である以上、Ⅰ型糖尿病は熱や頭痛のような軽いものではないし、バファリンやロキソニンで治るような代物でもない。

 

勿論、難病と一括りにしても、実際は多様な症状があり、重度・軽度の度合いもそれぞれだ。

 

何事もそうであるが、上を見ればキリがない。

 

また、下を見ても同様にキリがない。

 

難病を患った本人、支えるご家族にとってみれば病気の格付けをしている暇もないし、隣の芝を眺める余裕だってないはずだ。

 

またこれを、周囲に理解してもらうのも、簡単ではない。

 

『可哀そうでしょ』

 

『難病になって、大変でしょ。ほんと、可哀そうだよね』

 

そう。

 

これが娘ちゃんの周りではごくごく一般的な感想なんだよね。

 

勿論、正解です。全然間違ってなんかない。

 

だけどね、

 

病気の子を可哀そうだと思うのは、他人様のご意見です。

 

家族ってのは応援する立場だから、可哀そうだなんて思うことはない。絶対にない。

 

だってそうでしょ。

 

甲子園を目指している高校球児が、頑張って、死に物狂いで練習しているのを、可哀そうだなんて思うわけないよね。

 

それと一緒。

 

生きる為の努力。他人とは違うハンデを背負った自分を奮い立たせて前を向き、一歩一歩前進している娘ちゃんを見て、可哀そうだなんて思うわけがない。

 

もうね。ただただスゲーなって、感心するばかり。

 

そうそう。

 

ウチの娘ちゃんは、まだ9歳です。

 

まだまだ小さな娘ちゃんが、自分の健康と向き合い、日々何度も血糖値を計り、食事の糖質量を調べ、インスリンを打つ。

 

自分が9歳だった頃を顧みるとね、恐ろしく大人なわけよ。娘ちゃんは。

 

そんな娘ちゃんの姿を間近でみている家族が、可哀そうだなんて思うわけがない。

 

我が家の家族は皆、娘ちゃんのファンであり、応援団です。

 

そして、僕も不出来な父親として、日々頑張る娘ちゃんの姿から生きることを学ばせていただいております。

 

くどいようだけど、スゲーんだよ。娘ちゃんは。

 

ま、物の見方によっては、いくらでも人生を悲観できるだろうし、暗い話をすればキリがないのかもしれない。

 

それでも人は、頑張っている人を見て、力を貰うでしょ。

 

頑張っている人を見て、心打たれるもんでしょ。

 

だからね。娘ちゃんは決して可哀そうなんかじゃないよ。

 

我が家の。僕の。自慢の娘です。

 

最高に、最強に、カッコいい。自慢の娘ちゃんなんです。

 

 

ITSUKA