年の瀬の慌ただしい東京駅を帰省客をかき分けながら進むのは面白いものだ。
今日は私もその一人となって、熊本県人吉市の祖父母の所へ向かう。人吉という市をご存知の方は少ないのではないだろうか。この市は温泉地として大変有名で、熊本県南部の鹿児島と宮崎の県境付近に位置し、鉄道で向かうにはかなり不便な場所だ。新幹線と在来線を乗り継ぐと最短でも8時間かかる。今回は乗り継ぎと寄り道を繰り返したため20時間ほど要した。
第一走者はサンライズ瀬戸号だ。
初の寝台特急の旅である。期待に胸を膨らませながらの乗車。帰省シーズンということもあり、幼い子供達がはしゃぐ声も聞こえこっちまで楽しくなる。
早速自分の個室へ向かう。
今回乗車するのはB寝台ソロだ。予約がギリギリになってしまい個室が満室でノビノビ座席という雑魚寝スタイルの座席で向かう予定だったのだが、発車15分前に奇跡的にキャンセルを拾い、個室に乗ることができた。とにかく狭かったが、列車の中と考えれば十分過ぎるほどだ。
シャワーを浴びたあと少し車内を散策したが、睡魔のせいかあまり写真を撮っていなかったようだ。
夜汽車の旅情を感じながら眠りについた。
後半に続く





