と、いうか、勝手に聞こえてきたんです

最初に聞こえたのは、ポトスでした。
高さもあり、かなり大きく育ったものでした

この音は、単音で小さい音でしたが、ずっと同じリズムで繰り返し一定の音が聞こえて来て、暫くの間「何から音が出ているか」大変な不思議でした。
ポトスの隣には、パソコンが置いてあり、『パソコンかな?』と最初は思っていたのです

けれども、パソコンは起動してない…。
何度目かにその音が聞こえてきた時、「今日こそは確かめてやろう」と思っていました

相変わらす、どうもパソコンとポトスのある辺りがおかしい…

ところが、変な事にそこへ近づくと、音が消えてしまうのです

『これはますます確かめたい』と、そーっと怪しい辺りに近づく…。
それでも音は、私が近づくと、わかるかの様にぷっつりと消えて、仕方なくその場から離れると、また鳴り出す…
これの繰り返しでした。
あまりにも奇妙でしたので、ポトスとパソコンの回りを隅から隅までよーく見てみました。
何もない…
思いきってパソコンのコンセントも抜いてみました…
まだ聞こえる…
と、言うことは、ポトス以外になかったのですが、私はこの時未だ半信半疑でした…
もうこの音にも慣れてきたある時、とても素敵な寄せ植えを購入し、カウンターに飾り、満足してリラックスしていたら、何処からともなく、素敵な音楽が聞こえていました。
まさか…?!
と思い買ったばかりの寄せ植えの方へ行くと、音が徐々に大きくなっていきました。
マンションの1階でしたので、上の階の部屋で、何か音楽をかけているかなと上の方に聞き耳をたてましたが、上からは聞こえてないのです。
その時私は、たぶんとても可笑しな顔をしていたと思います

恐る恐る買ってきた寄せ植えに近づいて行きました。
「



」やはり、寄せ植えから音が出ていたのですが、ポトスの時と違い、近づけば近づく程大きな音が聞こえたのと同時に、《耳から音が入ってきていない》事に気付きました。
私が近づく度、得意げに【演奏】を披露しているというのがハッキリとわかったのです。
それは、壮大な『ジャズ』でした。
まるで人間並みの【演奏】でした。
それと同時に、私は一人で暫く口を開けたまま
、【耳が、ただの飾り物】だと気付きました。三次元の物質からでも、三次元以外の音を聞くというのは、珍しくなかったのですが、それは耳を通さずに脳に直接入ってくるのです

三次元以外のものを見ることは、肉眼で見えないのと同じで、聞こえるのも耳は使えません。
三次元を越えると、視力も聴力も更には臭覚も関係ないのです(理屈では分かっていても、イザ急に聞こえたりすると結構ビックリするものです
)又、植物によっては、恥ずかしがり屋さんもいるし、積極的な植物もいるものだという事も分かりました
