とある会合に参加したとき。

 

わたしは、そこを途中で退席して、650分には出ないといけない。

 

もともとの、予定は、7時から宴会ということで、食事が出てくるのは7時の予定だった。

 

ということは。

650分に出たら、食事は食べられないじゃないか。

 

へんな時間設定だな~

開場は、6時ってことになっていたけど

みんな、5時すぎには、集まってきちゃって

他に、いくところもない。

その辺で、座って待っていてください。

 

 

わたしは、なぜか、主催者側にお手伝いとして入っていて

(いつの間にか)

 

開場の設営とか

司会進行の準備とか

横で、見ていた。

 

酒の持ち込み可。の宴会だったので、

 

何本か、差し入れがあったと言っていた。

 

酒なんて、もういい、というと

1本持って帰ったら、というので

一升瓶もって、帰るのか~~まるで、おやじだなあ。

 

なーんて思っていたんだ~。

 

だけど、宴会は7時からだから、飲めないじゃん。

そこで、

酒は冷えてるかな~ と聞くと冷えてるというので

6時の開場の前に、今、飲もうといって

5時過ぎから

そこにいた人たちで、一緒に飲みだした。

「おいしい水」と言って飲みだした。

 

コップに、酒をいれたら、ほんとに、水にしか見えない。

 

まるで、水だねえ、といいながら、のむのむ。

 

そしたら、そこに、会合であいさつをする予定の、ある意味

いちばん、偉い人が入ってきてしまった。

 

挨拶のための、台本確認みたいな、感じ。

それで、わたしたちは、そのまま

「水」を飲んでいたんだけど

 

その人にも、水をあげた方がいいかなと思って

「おいしい水」飲みませんか、と聞くと

最初は、いらないと言っていたんだけど

本当に、おいしい水だから、というと

どんな水なのか、やっとわかったみたい。

飲み始めた。

 

この部屋に、入ってくると、よっぱらいおやじの出来上がり。

 

そのうち、6時の開場を目指して、どんどん人が、入ろうとしてくる。

まだ、準備中ですとか、打ち合わせ中です、とか言って

追い出していたんだけど

 

(わたしのいちぞんで)

この人たちにも、おいしい水を飲んでもらいましょうか、

といって、ドアをあけて、

 

入れてあげた。

それで、偉い人から、順に、どんどん、「水」をついであげて

 

みんなで、待っているあいだ

「水」を飲んで、お待ちしたよ。

 

6時からの会合。

司会者が、まいてくれて、20分早く終わって

640分から食事。

 

大人になる、ってこういうことかなあ。