弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
弁護士の記章(バッジ)の柄は、ヒマワリと天秤です。
そのためか、弁護士、弁護士会はヒマワリが大好きです。
兵庫県弁護士会のキャラクターも「ヒマリオン」です。
さて、ロシアのウクライナ侵略が続いているさなか、各地で映画「ひまわり」の上映が増えているそうです。映画の舞台の一方はウクライナの大地です。第二次世界大戦で引き裂かれた男女の愛をテーマにしています。
ただし、「ひまわり」と現在の状況は全く違うと思うので、私は違和感を感じます。
「ひまわり」は、ソ連(ロシア・ウクライナなど)に侵略したイタリア軍(ドイツ、日本の同盟国)がソ連軍の反撃に遭い、そのため主人公の男は行方不明になります。ソ連国民の犠牲とイタリア兵の無駄死にに対して批判的な碑文も紹介されてはいますが、基本的には侵略者の側の愛と別れがテーマです。戦争のむなしさを描いているけれど、侵略された側(映画で言えばソ連です)からの視点は弱い。
今の世の中に話を戻すと、報道は、ロシアの侵攻が遅いとかウクライナが反撃しているとかNATOが援助しているとか、日本も核共有しようとか、ばかり。戦況中心のマスコミ報道にはげんなりします。
いったん始まってしまったら戦争は悲惨です。被害者は一般国民です。
それを被害者の目線、侵略された側の目線で考え、被害者への援助、侵略戦争を止めること、戦争がはじまらないようにすることの大切さを考えたいてす。