弁護士バッジ | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

弁護士バッジ(記章)は、ヒマワリと天秤をかたどった図柄です。
そんなことは他の弁護士のブログにも書いてあるので、今回は、その裏面の留め具の話をします。

弁護士バッジの留め具は、他の企業のバッジと同じように、「ネジ式」が基本になっています。男性スーツの襟などのフラワーホールにネジ突起を差し込んで留め具を回して装着します。

しかし、これはどう考えても、男性スーツを念頭に置いたものです。女性のスーツ向けではありません。

そのため、オプションで、「ブローチ式」(安全ピン)と、「タイ・タック式」(細い針の突起を服に通し留め具でとめる)のバッジが作られています。しかし、これらの作りが悪いので、札幌弁護士会がバッジの改善の申し入れをしたそうで、日弁連は、新しく「新タイ・タック式」のバッジを開発して、近く実用化するとのことでした。
(以上、兵庫県弁護士会会長の津久井弁護士の報告)


弁護士バッジも、男性中心に考えられていたことが分かります。
改善することは、ジェンダーの観点から良いことです。

しかし、いまや、夏場などは男性もスーツを着ないでワイシャツで過ごします。冬場はコートを羽織って、厚着をします。
衣服に弁護士バッジを取り付けること自体をやめた方が良い。
バッジではなく、携帯可能な身分証明書で十分です。

企業も社員章のバッジをやめたらどうか、と思います。
このごろ流行のSDGsのバッジなど、単なる自己満足です。バッジより実践の方が大切です。