労災請求書が少しだけ便利になった | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

労災事件では、ケガでも過労死でも、とにかく、労災請求をするのが先決です。

昔は、労働基準監督署や労働局で申請用紙をもらって、それに手書きで書き込んで提出する方法でした。この方法だと、1セットもらってきても使わない用紙も沢山あったので、無駄が多かった。

そのうち、厚生労働省のホームページからダウンロードできるようになったので、必要な用紙を必要なだけ印刷して使用することができるようになりました。

ただし、手書きで記入するのは変わりませんでした。
年月日や金額などの数値を枠の中に書き込む方法です。
労働基準監督署では、その数字をOCRで読み取るので、手書きではない方が良いのに、と思っていました。

ところが、つい最近ダウンロードした申請書は、PDFファイルで、数字などを直接入力することができるようになっていました。カナ文字も直接入力できるようになっていました。

ちょっとですが便利になりました。
休業補償などは、何度も請求することがあるので、ある程度入力したものをフォーマットとして保存しておけば、何度でも使い回しすることができます。

行政のDXなどといっていますが、行政サービスでは、個人情報の取得は熱心でも申請書類の簡便化などはほとんど進んでいません。

もっと便利にしてほしいと思います。