リクナビ内定辞退予測の恐怖 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

弁護士の労働問題解決講座 /神戸

労働問題で活躍する弁護士が,
解雇・残業代・労災などを解決し
あなたの権利を,100%追求する
ノウハウをblogで紹介します。

弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
就職サービスのリクナビは、リクナビDMPフォローの提供サービスを一時停止するそうです。
リクナビDMPフォローは、過去の学生の就職行動を分析して、今年度の応募者の行動・内定辞退の可能性を算出するサービスだそうです。
 
おそろしいことです。
 
データを提供された企業としては、内定辞退しそうな学生をわざわざ採用することは控えるはずです。
実際には内定辞退しようと思っていない学生も、採用で落とされる可能性があります。
 
それより重大なのは、プライバシーの侵害です。
 
間違った情報が提供され、学生が不採用になる。
こんなサービスは間違っています。
リクナビは、本人の同意が不十分だった、といっていますが、それ以前の問題として、AIに頼り、生身の人間を理解しようとしない態度は、就職を支援する会社として失格でしょう
 
会社が情報を独占することの弊害は、プラットフォーマーでも問題になっています。
近未来社会の悪夢の先取りです。
 
>無料メールマガジンを配信しています。
弁護士のテクニックなども盛り込んだおもしろい記事を予定しています。
 パソコン・スマートフォンの方はこちらから登録
 携帯電話の方はこちらから登録