相手の弁護士は優秀ですか?、と言われて困りました | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
相手の弁護士は優秀ですか?」
弁護士ならば、一度ならず依頼者からいわれて立ち往生したことがあるはずです。
 
自分でいうのもおかしいですが、弁護士はプライドのかたまりなので、相手の弁護士の能力とかいうと過敏に反応します(*^▽^*)
 
実際のところ、相手の弁護士は優秀な方がよいのでしょうか?
 
弁護士の書いたブログを斜め読みしていると、意見が分かれています。
・相手が優秀な弁護士だと不利になるから、相手方はダメな弁護士のほうが良い
・相手が優秀な弁護士のほうがこじれないから、相手方は優秀な弁護士のほうが良い
大別すると、相手が優秀でないほうがよいという意見と、優秀な方がよいという意見と真っ二つ、というところでしょうか。
 
しかし、私自身の意見は、つぎのとおりです。
・ 訴訟などの結論にもっとも影響するのは、弁護士の能力ではなく、証拠である。
・ 相手の弁護士が誰になるかは自分たちで選べるわけではない。コントロールできないことに一喜一憂しても仕方ない。
・ 相手の弁護士を気にするよりも、自分が依頼した弁護士とコミュニケーションをとりタッグを組んで闘うほうがよっぽど上手くいく。
 
実際のところ、これくらい割り切った方が、依頼者も弁護士もストレスたまりません。
労働法もろくに知らないのに労働事件に関わってくる弁護士(労使とわず)がいて、あ然とすることがあるのも事実です。しかし、ストレスをためない方が、よっぽど訴訟に好影響です。
 
p.s.
お盆は羽をのばして休みました。
ネコもせのびして休んでいます。