少年事件のこと | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
盆踊り大会も終わりました。
 
暑い夏の時期も終わり頃になると、少年事件が増えてきます。
弁護士は、被疑者の弁護人として、または、少年の付添人として、警察や家庭裁判所にせっせと通うことが増えます。
 
経験では、ゴールデンウィークあけと夏休みが要注意です。
新学期になってクラス環境が変わった、授業について行けなくなった子どもたちが非行に走ることが多い。
また、夏休みは開放的な気分になって、ついはじけて非行に走る子どもたちもいます。
海水浴場でトラブルを起こした少年の弁護をしたこともあります。
昔のことですが、ゴールデンウィークごろに事件を起こして、家庭裁判所でせっかく試験観察になったとたん夏休みでまた事件を起こしちゃった、というご相談・ご依頼をうけたこともありました。
 
少年たちは事件を起こして初めて自分の失敗に気づいたり、また失敗を繰り返す中でだんだん成長してきたり、いろいろです。
私自身の経験では、多くの少年が早い段階で気づいてくれ、立ち直っていると思っていますが、世間様はそうは思ってくれないのが残念です。
 
学校も、一昔前に比べると必罰主義(ゼロ・トレランス)になっていて、ほんの小さな事件でも退学処分にすることが増えています。
寛容性のない社会は寛容性のない職場につながる。労働事件や少年事件などをしていると、そういったことが日々の悩みです。