わたしの敬愛する弁護士の先生が、むかしからなぜか、「すもも」にこだわりをもっていました。
隙あらば、事務所名を「すもも法律事務所」にしようしようと画策されており、その都度、アソシエイトの先生方が必死で阻止されていました。
先生が「すもも」にこだわるわけをわたしなりに考えてみたところ、
「李下に冠を正さず」
「桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す」
というふたつの故事成語を見つけました。
ざくっとした意味(わたしなりの捉え方なので、正確な意味とは違います。)は
上は、
すももの木の下で、冠を直していたら、すもも泥棒と勘違いされることがあるから、そんな疑いをもたれるような行動はやめましょうね
下は、
桃やすももの実はなんにも言わないけれど、芳しい香りに自然と人が集まって道ができる、そのような徳のある人のことをたとえたもの。
だと思います。
先生がこの故事成語が好きで「すもも」にこだわっておられたかはわかりません。
でも、弁護士として仕事をしていくうえで、また、人として生きていくうえで、とても素晴らしい言葉だなあと思いました。
わたしも「すもも」がとっても気に入ってしまい、これからの「なりたい自分」の指針として
『李下に冠を正さず』の精神で
『桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す』となるよう日々精進していくこと
を掲げようと思い、ブログタイトルに「すもも」を入れました。