地震、そのとき・・・④
名前を呼び続けてどのくらいたっただろう。
暗闇の中、歩いてくるマーブルの姿が見えた。
ちゃんと歩いてるし、怪我もしてないみたい。
でも目からは涙を流している。
それからはココアの声がした押入れ付近を
重点的に探すが反応なし。
その間母と旦那から連絡があり、
『大丈夫、絶対いるから』と電話越しに励ましてもらい、
旦那にも早く帰ってきてと懇願し、電話を切る。
しばらくして旦那が帰宅。
押入れの荷物を全部出しながら探してもらう。
『あ、いた!!』
一番奥にしまってあるキャンプ道具のゾーンに、
ココアは避難していました。
引っ張り出し抱きしめると、
心臓はバクバク鼓動し、身体は震えていた。
家族全員の無事を確認したところで、
私は全身の力が抜けた。
地震、そのとき・・・③
真っ暗なマンション。
携帯電話の灯りを頼りに鍵穴に鍵を差し込む。
懐中電灯を手に取り、ベッドの下を照らす。
地震がきたときのマーブルとココアの避難場所。
ここに身を潜めているはず。
でも、いない。
涙声で名前を呼ぶ。
そのとき押入れのほうから
声にならないようなココアの泣き声が聞こえた。
『クゥ、クゥ・・・』
生きてる!!
名前を呼び続ける。
何分だろう、ずっと呼び続ける。
『まーぶるちゃーん、ここあちゃーん』
『大丈夫だから出ておいでぇー』
呼びながら部屋の状況を把握。
今回の地震が尋常じゃないことを改めて感じる。
キッチンが悲惨。
食器棚と冷蔵庫から物が落ち散乱。
足の踏み場がない。
天井突っ張りタイプのキャットタワーが
だいぶ前に迫り出している。
本棚の本が全部落ちている。
コンポも落下。
窓ガラスは割れてないから、
絶対部屋の中にいるよね?
大丈夫だよね?
余震が続く暗い部屋の中、
愛猫の名前をただただ呼び続けた。
地震、そのとき・・・②
携帯を片手に駅の方へ歩く。
もちろん誰にかけても何度かけても、
携帯は繋がらない。
ところどころ道路に亀裂が走り、
地面は陥没し、壁が崩れている。
信号も止まっているので、車も渋滞。
仙台駅は真っ暗。
封鎖されているとのこと。
近づかないでくださいとのアナウンス。
バスプールは人で溢れかえっている。
パニックになった街。
少し歩いたらタクシー拾えるかな?と期待したものの、
乗れたとしても、車は全然進んでないし無意味。
これはもう歩くしかない。
そして雪が降り始めた。
風も容赦なく吹きつける。
傘はない。
電車で20分弱の距離を、
私は歩くことにした。
寒いけど必死に歩く。
日が暮れる前に家に着きたい。
どうか無事でいて、まーぶる、ここあ。
とめどない余震。
足がもつれる。
震えているのは地面なのか自分なのか?
必死で歩き、マンションにたどり着いたときには、
もう日が暮れていた。
会社を出てから約3時間後のことだった。
地震、そのとき・・・①
14時46分。
職場にて仕事中。
『あ、また地震だ』
ドキドキ・・・。
だんだん揺れが強くなってきたので、
デスク下に避難。
揺れはおさまらない。
それどころか激しくなる。
棚から書類がバサバサ落ちる。
PCが倒れる。
電気のショートする音。
周りからは悲鳴。
・・・停電。
とにかく恐怖。
隣の席の同じ派遣の子が、
ずっと手を握り、背中をさすってくれていた。
揺れがおさまり、ビルを出る。
待機中も余震で何度も地面が揺れる。
何分か待機したあと、避難場所の公園に移動。
私は更衣室から身の回りの物を取り損ねていたので、
携帯もコートもない状態のまま。
恐怖と寒さで震えが止まらない。
携帯を持ってる人のワンセグを見て、情報収集。
多分津波に気をつけて的なことが流れてたんだと思う。
恐怖すぎて頭に入ってこなかったけれど。
15時半頃解散。
とにかく早く帰らなければ。
電車は無理だろうけどタクシーなら大丈夫かな?
☆・。いつの間にか冬・・・。・☆
ご無沙汰いたしております!!
それにしても、ご無沙汰しすぎですよね~(^▽^;)
ブログを見てくれているお友達にも、
『毎日見てるのに~』
と指摘され・・・m(_ _ )m
いい加減更新しなくちゃ!!と思い、
こうして重い腰をあげたわけです。はい。
さてさて、早速ですが、
ココアとマーブルから一言(・ω・)/
そうです、そうです。
最近のふたりは、寒さにも負けず、
相変わらず元気に過ごしていますよ♪
はいはい、わかりました(;´Д`)ノ
これからは元気な姿をたくさん更新するので、
ご心配なく☆
ココアのハゲは完治しましたv(^-^)v
↓ ↓ ↓ ↓ ↓