こんにちは。
平塚市のパーソナル鍼灸院、小島はり・きゅう院の小島です。
暑くなってきて、花壇のきゅうりも大きくなってきました。
さてさて、きゅうりと言えば先日、世界一栄養のない野菜としてギネスブックに登録されてしまった可哀そうな野菜ですが、日本には平安時代くらいに中国より入ってきました。なんでも江戸時代には「下等な瓜」とされていて人気がなかったと言われています。
また、きゅうりは漢字で「胡瓜」と書きますが、胡の字は異民族を軽蔑する言葉でもあり、今の中国では「黄瓜」と書くようです。
このような歴史を見るとギネスに登録されるはるか以前からあまり人気がない野菜だったんだと認識できますね。
でも、そんな人気のないきゅうりも東洋医学的に見るとこんな効果があります。
カラダにこもった余分な熱を収める
のどの渇きを収める
尿の出を良くしてカラダの余分な水分を排泄する
腫れを冷やして解消する
きゅうりはほとんど水分でできているので、カラダを冷やしたりする効果ばかりです。
そのため、カラダに熱がこもってしまいのぼせやすい人には適していますが、カラダが冷えやい人や冷え性な方はあまり食べない方が良いでしょう。
特に小さい子は胃腸が冷えると発育に不利になったり、妊婦さんはお腹を冷やすと胎児の成長に影響を及ぼすので、避けた方が良いですね。
冷え性お持ちの方は、ネギやショウガを加えて炒めると、きゅうりの冷やす性質を緩和することができます。
日本ではあまり見かけませんが、中華料理にはきゅうりを炒めたものがでてきますが、このためなんですね。
西洋医学的には、カリウムが多く含まれているので利尿作用が強く、むくみの改善に役に立つと言われています。他にもカリウムにはナトリウム(塩分)を排出を促すので血圧を下げる効果も期待されています。
トマトの時にもお話しましたが、きゅうりにはビタミンCを破壊する酵素が含まれているので、生野菜サラダにはあまり向いていません。
この酵素は熱を通すか、酢で処理すると働きを抑えられますので、ピクルスにしてサラダと合わせるのがおススメです。
ちなみに僕は採りたてを丸かじりorぬか漬けにして食べるのが好きです。
採りたてのきゅうりは甘くて美味しいですよ。
カラダが火照りやすい人やむくみやすい人はきゅうりを食べて、この夏を乗り切りましょう!
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