こんにちは。

平塚市の鍼灸院「あまね鍼灸院」の小島です。

 

だいぶ気温が上がってきて夏らしくなってきましたね。


うちの花壇には夏野菜がいくつか植えてあるのですがトマトが赤くなってきたので、今日は東洋医学からみたトマトのお話をしたいと思います。


トマト 最近では種類の豊富なトマトですが、日本にやってきたばかりの時は観賞用で「唐柿」と呼ばれていました。


野菜として認められるようになったのは明治時代以降ですが、トマト独特の青臭ささで不人気でした。その後、トマトケチャップをきっかけに食卓の定番野菜として定着していきました。


薬膳的な効能として、


①水分を補充して渇きを収める

②食欲を高め、消化を促進する

③カラダにこもった余分な熱を収め、暑気あたりを解消する

④血中にこもった余分な熱を収め、肝の機能を回復する

⑤解毒作用


と言ったものがあります。


トマトは「微寒」の性質をもつので、カラダにこもった余計な熱を収めてくれる作用や消化を促進して肝の解毒を助けるので、夏バテ防止にぴったりの食べ物です。


ただし水分が多いため、食べ過ぎると体内に水分を貯めやすく冷えやむくみの原因になりますので、冷え性をお持ちの場合は生食は控えましょう。


また、小便が出づらいなど腎臓の働きが弱く水分代謝が良くない場合は加熱調理を含めて、あまり摂らない方が良いです。


栄養学的にみると、トマトに含まれるリコピンがコレステロールを乳化して動脈硬化の予防や強い抗酸化作用で老化防止に役立つと言われています。


他に美肌効果に役立つビタミンCをはじめ、カラダに溜まった余計な水分の排出を手伝うカリウム、女性に必要な鉄分カルシウムなど多くの栄養を含みます。


トマトが好きな女性は多いと思いますが、このように女性に必要な栄養素が多く含まれ、アンチエイジングに役に立つ野菜なんです。


ちなみに良く生野菜のサラダに入っていますが、一緒に入っているキュウリやニンジンにはビタミンCを破壊する酵素があるので同時に食べない方が良いでしょう。

イタリアでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるのですが、これはトマトは栄養豊富でトマト(料理)を食べていれば健康で病院に行かなくて済むということを意味しています。


トマトにはそれくらいの栄養が入っているということなのでしょうが、薬膳的に見ると体質に合わせて食べ物を選ぶ必要があるので、冷え性や腎臓の機能が悪い方は控えるようにしてくださいね。


それ以外の方は、夏バテ予防のためにこれから旬になるトマトを食べて夏本番を迎えましょう!


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