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ベンチの守護神の趣味日記

野球、鉄道、バスを中心に書いています。

お久しぶりです。

就職活動やら学校の活動などでバタバタしており、気づいたら半年近くブログ更新が止まってしまいました。

少しずつ、また更新していこうかと思います。

今回紹介するのは、野母商船が運航しているカーフェリー“太古”です。博多港から福江港まで、途中宇久、小値賀、青方、奈留といった五島列島の島々を経由しながら運航しております。また博多→福江は夜行便として、福江→博多は昼行便として運航しているので、往復でかなり性格が異なるのが特徴でもあります。

今回は博多→福江間を利用してみました。

乗船した船はこちら。

前面のフォルムが特徴的ですね。

臼杵造船所建造、総トン数1,598トン、定員350名、2014年7月に就航した比較的新しい船です。


船内は客席が二層構造になっており、1階にスタンダード(いわゆる桟敷席)と案内所、シャワールーム、自販機スペースなどといった共用スペースがあり、2階には指定席や個室と、展望ラウンジが設置されています。


太古は指定席も様々な席が用意されており、

スタンダード料金プラス1,400円と最も安く利用できるグリーン和室や


スタンダード料金プラス2100円で利用でき、各ベッドにテレビが設置された二段ベッドとなっているグリーン寝台、さらには1室限定のスイートなどが設置されています。
また最近の需要に合わせて指定席には全席コンセントが付いているので、海上でも快適に過ごすことができます。

今回は個室では一番安いツインを利用してみました。
こちらの部屋は夜行便だとスタンダード料金プラス5000円で利用できます。

部屋はこんな感じ

3畳くらいのスペースですので、少し狭めかもしれません。

棚で隠れているのですが、壁側にテレビが設置されております。

棚の中にはこのようなリーフレットがあり、


中を開けると

船内の案内や、売店で扱っているお土産や名産品、太古オリジナルグッズの案内が載っています。


そして太古は個室の鍵にもこだわりがありまして、



鍵の番号部分が、奈留島にある三兄弟工房さんの手作りとなっています。

三兄弟工房さんの作品は船内売店でも取り扱ってますので、お土産に良いかもしれません。

ここからは乗船記を。

今回は当日購入だったので博多港の乗船窓口が開く21:00に博多埠頭ターミナルに到着し、乗船券と個室指定券を購入。

その後21:45に乗船開始し、案内所で鍵を受けとった後スタッフのお姉さんにまっすぐ部屋まで案内してもらいました。

ちなみに出航時刻は23:45なので乗船開始時刻が早いと思うかもしれませんが、夜行便という特性から早めに乗船開始し、少しでも長く寝ることができるようにしているそうです。

その心遣いに感謝し、自室に入ったら明日に備えてさっさと布団を敷いて就寝の準備をして、眠りにつきました。


実は新船導入に併せて、太古のグリーン和室以上の指定席では、スイートを除く各席にトゥルースリーパーのマットレスと低反発枕が導入されたですが、このマットレスと枕がとても快適で、ぐっすり眠る事ができました。

スイートルームはシモンズ製のベッドを使ってるらしいので、こちらもいつか乗って、その快適度合いを確かめたいですね(笑)

翌朝は06:00すぎに起床し、船内の自販機コーナーで購入したカップ麺と冷食で朝ご飯。


その後展望ラウンジでまったり景色を見たり、船内売店で太古オリジナルグッズを購入して過ごしてたら、定刻の08:15に終点の福江港に入港しました。



太古が就航している福岡五島航路は離島航路という生活に密着した路線である一方、五島列島への観光客輸送という特性も持っています。だからこそ様々な指定席を用意し、幅広いニーズに応えようとしているのかもしれません。
五島列島には世界遺産候補に推薦された歴史ある教会や豊かな自然があり、今後観光客が増えていくことが予想されます。

福江には空港があるのでアクセス手段として飛行機もありますが、たまにはのんびりフェリーを使ってみて島へ行ってみてはいかがでしょうか。

それでは。