この著者の本「宗教と哲学全史」を以前読み痛く感動した
知らないことが沢山書いてあり、世界観を再認識させられた
繰り返し読んでさらに理解力を深めたいところだが…その本については一旦休憩
博識の割に、お固くなく柔軟な発想、表現力が感じられたので
この本も読んでみた
現代の課題が山積みの日本に対して、つい悲観的になってしまうが
改善の余地が山ほどあることこそ、裏を返せば飛躍するチャンスがあるということ
一見どこから手を付けていいかわからない状態の問題、課題を解きほぐしていくと
一つ一つは意外とシンプル
改善点は伸びしろ
一つ一つの課題の解決策を探り、クリアしていけばいい
この本のねらい→ → → → → →
課題を一つ一つ解きほぐし、日本の伸びしろを明らかにしていくこと
副題〜悲観を成長に変える思考力〜に通ずる
ブラス思考で捉えてみると
確かにそうだな、日常生活でも困難があってもなんかクリア出来そう!な気もする
が…そんなに単純じゃないし、結局何やってもだめだ〜とマイナス思考に陥る
物事の捉え方は良し悪しあるが、良い方へ、プラスへ捉えた方が自分にとって楽で特👍😄なるべくそちらへ振れた方へ行きたいと思う
さて、著者出口氏が示す課題、またそれに対する解決策を見ていこう
もっとも大きな課題は人口減少のようだ
人口減少は労働力の低下につながる
解決策①として
移民の受入
特に留学生は最高の移民と捉えられる
具体的解決突破口の一つは…
新学年、進学を9月スタートにすること
解決策②として
女性活躍
具体的解決突破口の一つは…
夫婦別姓
教育システム、工業社会モデルは
とうに現代の状況にそぐわなくなってきているのだから
早急に改革が必要だ
そのためには政治が適切に機能し、その役割を果たさなければならないと考える
この本を読んで、沢山の情報を得た、そして思ったことは
日本政府がたとえ微かにでも良くなるように、選挙に足を運ぶことが大切だということだ
政治家に信頼が持てず、指示する政党、候補者がいないから行かないではなく、そもそも立派な政治家、候補者などいないのだから少しでも“マシな人“を選ぶ
という著者の持論に触れ、そういう捉え方、考え方でむしろいいんだと腑に落ちた
民主主義とは優れた政治制度ではなく、他のどの体制(全体主義や絶対王政)よりもマシなものに過ぎないという捉え方に通じる
何か負の圧力に左右されない
一人ひとりの発想がより良く反映され
社会システムが向上されることは誰もが望むことだろう
経済、社会は人口が増えれば活性化され発展、発達する
それは必然だ
①高等教育の改善
②女性活躍
③ダイバーシティ(多様化)
筆者はこの3つのソリューションを掲げた
自分にできることは何かを問いかけながら
未来に向けて前進していきたい