2022年11月頭、陶芸でお世話になっている人に声をかけて頂き、穴窯で作品を焼く経験をさせて頂きました。

場所は長野県の美しい山林の中。スマホの電波が全く届かず、水道は引かれていないが、検査基準をクリアしている美味しい湧水が飲める、、言うてみると結構な山奥。

 

穴窯のオーナーさんは窯はもちろん併設するログハウスもご自身で建てられたという強者。

クリエイターの概念を覆される一時を過ごせました。

料理が好きで自ら厨房を建設するみたいな感じです。熱いですねw。

手前の煙突らへんが窯、奥が住居

 

煙突側から撮影

 

内部の仕組み(大体こんな感じ)

 

作品窯詰作業

 

内部は思ったより広く沢山の作品を詰めることができます。

 

この穴窯焼成は、昼夜問わず4日間かけて1250度に達するまで薪を燃やし続る為、常に人が窯につきっきりで薪を焼べ続ける、、、

そうドラマで見るまさにあの陶芸シーンそのままでした。

 

 

 

 

とんでもない量の薪の準備が必要で、燃やす傍ら薪割りをし、それを窯のそばで乾かし、くべるの繰り返し。

 

夜の窯はより神聖に感じます。

 

4日間燃やし続け1250度まで達した後は、その後薪が燃え尽き冷えるまで7日ほど放置する。

そして窯出し作業。これには私は参加していませんが、写真を見ると神聖な儀式のような感じがします。

 

神々しい

 

焼き上がった作品はモノにもよりますが緋色に変化していて美しいです。

 

私もせっかくなので還元焼成すると緋色になる「古陶土」を使用し作品を作りました。

 

左:生状態、右:焼成後

 

 

今回私は窯併設のログハウスではなく、オーナーさんのご友人のところに宿泊させて頂いたのですが、こちらも(ご友人)ご本人手作りのログハウス。

その方のご趣味が食パン作り。コーヒーもこだわりを持っていて、毎朝焼き立てパンと美味しい湧水で淹れたコーヒーを薪ストーブを囲んでいただくことが出来ました(贅沢!)。

 

 

その他、参加した皆さん全員生粋のクリエーターで、とても刺激を頂きました。

 

今回完成した作品。満足そうな表情です(笑)