初、日記は事故遭遇日記になった。
今月4日に横断歩道を青信号で渡っていた。
その後の記憶がない。
左側から右折してきた軽自動車が僕をはねたらしい。
通行人が119番と110番通報してくれたらしい。
意識を取り戻したのは日赤の救急医療室。
その時には家内が駆けつけてきてくれていた。
僕はすぐに検査室に運ばれ、頭部と腰部のCT検査等を受け、30分経過後に検査結果を知らされた。
頭部と腰部は打撲(打ち身)で2日間の静養を要すという結果だった。
骨折はなくホッとする。
待合室に警官と加害者のW氏がいてお見舞いの言葉と謝罪を口にして帰った。
後のことは保険会社(アクサ障害保険(株))がきちんとするとのことだった。
警官は簡単に事情聴取をして帰った。
事故の責任は加害者の不注意によるもので、被害者の責任は0%だと伝えられた。
診療窓口で診断書と請求書を渡されたが、加害者も保険屋もいない。
信じられない保険会社の対応だ。
仕方がないからから妻が63200円を調達してきて支払った。
タクシーに乗って自宅に戻った。
フラフラしながらもソファに倒れ混んで、やっと生きていることを実感した。
とうとう、アクサ障害保険(株)は来なかった。
加害者意識が全くなく呆れた保険会社というイメージだけが残った。
運がよかったのだ。
一つ間違えば来年の正月はなく火葬場行きだったのだ。
これが事故当日のことである。