キックを始めて約八年。プロデビューしてから約四年。
戦績、キック歴からしても一人前のキックボクサーとは言えないかもしれません。
なので、一丁前に“引退”という言葉を使っていいのかどうかわからないですが、わたくしベムはこの間の京都興業をもちまして現役を引退する事に決めました。
プロデビュー当初はキックボクシングはどうしたら上手くなれるのかというような事だけを考えて、K-1やムエタイなどのビデオをひたすら観て勉強し、それをジムで練習したり、暇があればキックの事を考えていたりと本当に頭の中は一日中キック、キックの毎日でした。
それが、子供が産まれてからは育児で私達一家のそれまでの生活環境が変わり、キックを続ける事で親を含め家族にかける心配や負担も大きくなり、時には夫婦間でもめる事もありました。
結果、そんな生活が続いていくうちに今までと同じ練習量を保つのが精一杯になってしまい 、キックでいっぱいだった頭の中がそうではなくなり…。
それからの連敗という大きな壁。
キックボクシングに対する気持ちがもっと強ければ、この壁を乗り越えようと思えたとは思います。そしてこの大きな壁を乗り越えて得るものは大きいと思います。
ですが、またキックに集中する環境を取り戻すために父親としての仕事をせずにキックに没頭できるかといえばそうはいかない。
キックは本気でやってるつもりだが今、正社員で働いている会社を辞められるかと聞かれればそれもできる覚悟は無い。
そんな中途半端でわがままな気持ちと状況でこの壁を乗り越えて更に高みを目指すのかどうかを不安に考えてしまった時、 家族に負担や心配をかけてまで、そしてお客さんにお金を払って観にきてもらってまでやる意味があるのか、それでもキックボクシングが好きでやりたいのであればアマチュアで良いのではないのかと思い、引退という選択をしました。
今まで上を目指して一緒に練習してきたジムの仲間、自分の身を削る様な練習をして頂いたり最高の道を切り開いてきてもらった会長、対戦して頂いた選手の皆様、試合をするにあたりサポートして頂いた方々、そしてこんな私を応援して頂いた方、ありがとうございました。
ジムの皆と一緒に高みを目指して汗をかいた時間やキックを通して色々な方と出逢えた事、沢山の素晴らしい経験は私にとってかけがえのない一生の宝物になりました。
皆様、今まで本当にありがとうございました！！
Android携帯からの投稿
戦績、キック歴からしても一人前のキックボクサーとは言えないかもしれません。
なので、一丁前に“引退”という言葉を使っていいのかどうかわからないですが、わたくしベムはこの間の京都興業をもちまして現役を引退する事に決めました。
プロデビュー当初はキックボクシングはどうしたら上手くなれるのかというような事だけを考えて、K-1やムエタイなどのビデオをひたすら観て勉強し、それをジムで練習したり、暇があればキックの事を考えていたりと本当に頭の中は一日中キック、キックの毎日でした。
それが、子供が産まれてからは育児で私達一家のそれまでの生活環境が変わり、キックを続ける事で親を含め家族にかける心配や負担も大きくなり、時には夫婦間でもめる事もありました。
結果、そんな生活が続いていくうちに今までと同じ練習量を保つのが精一杯になってしまい 、キックでいっぱいだった頭の中がそうではなくなり…。
それからの連敗という大きな壁。
キックボクシングに対する気持ちがもっと強ければ、この壁を乗り越えようと思えたとは思います。そしてこの大きな壁を乗り越えて得るものは大きいと思います。
ですが、またキックに集中する環境を取り戻すために父親としての仕事をせずにキックに没頭できるかといえばそうはいかない。
キックは本気でやってるつもりだが今、正社員で働いている会社を辞められるかと聞かれればそれもできる覚悟は無い。
そんな中途半端でわがままな気持ちと状況でこの壁を乗り越えて更に高みを目指すのかどうかを不安に考えてしまった時、 家族に負担や心配をかけてまで、そしてお客さんにお金を払って観にきてもらってまでやる意味があるのか、それでもキックボクシングが好きでやりたいのであればアマチュアで良いのではないのかと思い、引退という選択をしました。
今まで上を目指して一緒に練習してきたジムの仲間、自分の身を削る様な練習をして頂いたり最高の道を切り開いてきてもらった会長、対戦して頂いた選手の皆様、試合をするにあたりサポートして頂いた方々、そしてこんな私を応援して頂いた方、ありがとうございました。
ジムの皆と一緒に高みを目指して汗をかいた時間やキックを通して色々な方と出逢えた事、沢山の素晴らしい経験は私にとってかけがえのない一生の宝物になりました。
皆様、今まで本当にありがとうございました！！
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