泣き腫らした目で、下校の為友達Kと合流した。


私の顔を見ても何も聞かない友達Kに優しさを感じながら


階段を下り、職員室前を歩いていると


女子の歓声が聞こえた。




声が聞こえた方に目を向けると


安永先生を数人の他クラス女子が囲み、写真を撮っていた。




安永先生の手には、まだ花束が握られていて


私が呼び出してから、職員室には戻れていない様子だった。




そんな光景を目の当たりにして


私「私と同じ事やってる」


思わず出た言葉に安永先生は気付き


…え、私を見てる!?






お互い何か言いたいはずなのに


何も言い出せず、その場に立ち尽くしていると


友達Kが安永先生に最後の挨拶。




友達K「さようなら」


その声に背中押された様に、私も笑顔で精一杯挨拶><


私「ばいばーい」


最後の最後で「ばいばい」とかorz(←言って後悔


安永先生「さようなら」


安永先生「(ぼそっ)元気でな…」




挨拶が終わると


振り返り、女子に視線を戻した安永先生。


私は再び友達Kと歩き始めた。






もう交差する事のないであろう


それぞれの道へ。









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