今回は、初めて!
小説を載せます!!(オリジナル)
アノ子は、あたしとの友達だった。
親友だって、ずっと一緒だって、指切りもした。
なのに。
なんで、あたしに黙って行ってしまったの?
桜が舞いちり、クラス替えをした、新しいクラスでホームルームが始まる。
一人ぼっちで、今度こそと思っていたのに、
嫌なやつらと、知らない子達ばっかりのクラスになった。
あたしは、頭も良くないし、運動もだめ、暗くて、不細工だから、いじめられていた。
友達って言えるひとなんていない。
しかも、皆、あたしをシカトする。
頑張っても、何の成果も出ない。
勉強も、運動も、人間関係も。
所詮、人間なんて、こんなんだったんだ。
あたしは、一人で、あたしの殻に閉じこもってしまった。
でも、アノ子は違った。
学校で、ひとりぽっちだったあたしに、暖かい笑顔で、言ってくれた。
「どうしたの? 一人になんかなって。 わたしでよかったら、そばにいさせてよ。」
って。
明るくて、可愛くて、みんなからのにんきものの、宮野愛だった。
何でこの子が、こんなあたしに話しかけてきたんだろう。
「え、なんで?あたしのそばにいても、何の得にもならないよ?」
あたしが、冗談交じりで言ったこの言葉に、愛は
「なに、馬鹿なこと言ってるのよ。ヒトに得も何も無いのよ。ほら、そんなくらいこといってないで!」
って、あたしに笑いかけてくれた。
それから、いろんなことをした。
お祭りに行ったり、愛の家に行ったり、バカやったり。
とても楽しかった。愛といる時間だけ、世界が明るく感じられた。
葉っぱが赤くなってきた時期に、愛は言った。
「ずっと、いつどんなときも、一緒だよ。親友だからね。」
少し、さみしそうな目をして。
「え? 当たり前でしょ。どうしたの?急に。」
あたしは何でそんな事言っていたのか、分からなかった。
まさか、あのときが最後だったなんて。
次の日、学校に行ったら、愛のアノ笑顔は無かった。
先生が浮かない顔をして、教室に入ってきて、皆が席に着く。
「先生! どうしたの?」
男子がふざけた言葉で、先生に聞いた。
その後の言葉が、あたしは、信じられなかった。
「ん…実はな、昨日の午後8時頃、宮野がなくなったようなんだ。
午前1時45分ごろ、持病が悪化したんだよ。
皆、アノ子の為にも、あまり悲しまないでいてくれ。」
…え?
なんで?
持病があるなんて、あたしに言ってくれなかったじゃない!
ずっと一緒だって言ったのに!
ひどいよ…。
それから、また、春。
いつもの通学路を歩いていたら、見かけない綺麗な青い花を見つけた。
鈴の形をした、青い花。
それは、ブルーベルだった。
花言葉は、「いつどんなときも」。
あたしは、その花を見て、愛のアノ言葉を思い出した。
「ずっと、いつどんなときも、一緒だよ。親友だからね。」