無事陸路でタイに入国した。





が、入国ゲートを出た所にバンが無い。



え・・・どうしよう。

ヤバイ、迷子?

置いて行かれた???



しかし、私は発見した。





あの美しすぎる少年を。





私「バン、無いね。」

「うん・・・。僕たち迷子になっちゃったかな。」

私「そうかもね。ま、待ってれば来るかな。」

「どこから来たの?」

私「日本だよ。」

「おお!かっこいい!!」

あなたの方がかっこいいけど。

「僕はスウェーデンから来たよ。」

あぁ、北欧・・・。ハンサムなはずだわ。

私「私は一人でマレーシアに来たの。」

「えぇ~!かっこいい~!!」

その美貌で言わないでくれ。

彼はシンガポール、マレーシアって一人旅して、これからタイに行くとのこと。

二人で話していると、同じバンに乗ってた人たちがおろおろしていた。

バンを探しに行くとすぐ発見し、私たちは無事タイのハジャイへ到着。

運転手は私と数人を降ろしてまた出発した。

その中にあの美少年もいた。

ここの乗り換えの時に色々ごちゃごちゃやってたんだけど・・・


そう、ここ、タイは・・・・



英語が全く通じない。






しかし私は運がいい。
一緒に降りた人の中に英語を話せるタイ人の女の子がいた。

その子が色々やってくれ、通訳もしてくれ、とりあえず



「バスが来るまで4時間待て。」


だって。まじかよ。

治安めっちゃ悪いって聞いてるんだけど~。

すると女の子が

「私と一緒に待つ?それともどっか行く?」

私「一緒にいさせて下さい。」

彼女の名前はミスティ。

マレーシアの大学でホスピタリティを学んでいるタイ人。
ワン・ダイレクションのコンサートでバンコクに行くとのこと。

「じゃあご飯食べに行こう。あそこにフードコートがあるの。」

私「そうだね。私、両替しなくちゃ!」

「え・・・?」

私「両替。」

「ないよ、そんなの。」






トラブル4発生!!






タイ入国、一文無し。両替所あらず。






「え、貴方どうするの?」

私「両替所が無いなんてそんな馬鹿なことあるまい!」

「じゃあ聞いてあげる。」

ミスティは色々な人に聞いてくれた。

「バイクで行かなきゃ両替所なんて無いわ。」

私「バンコクにはあるよね!?いや、無いはずないでしょ!!!」

「ないわよ。」

私「だって、国際線のあるバスターミナルでしょ!?おかしいでしょぉぉぉぉぉ!!!!」

「ないわよ。」

絶対嘘だ。嘘に決まってる。

そう思って私はあまり乱れなかった。

とりあえず、ミスティにご飯代を借りて本場のトムヤムクンを食べた。






かっっっっっら!!!!!!!







私「なにこれっ!!!!!!」

「私にもちょっと頂戴!もぐもぐ。うん、外国人にはちょっと辛いかもね。」

私「ちょっとじゃないし!!!!!!!!辛くないの!?!?!?!?」

「普通よ。」

この辛さ、日本じゃ絶対味わえない。もう食物じゃない。もはや罰ゲーム。笑

激辛トムヤムクンをなんとか食べ終えたあと、少し歩いた。

「あ、さっきの人たち。挨拶してく?」

あの美少年と、バンで一緒だったオーストラリアン老夫妻だった。

ミスティ「どこに行くんですか?」

夫妻「チェンマイに行くのよ。でも、どうやって行ったらいいか分かんなくて。」

ミスティ「ここにいてもダメよ。あそこで乗り換えのチケットに変えてもらわなきゃ。」

夫妻「あら、ありがとう。」

美少年「僕もチェンマイに行くから彼らに付いて行くんだ。」

そして彼らとは別れ、バス停に来た。

ミスティ「ねぇ、さっきの人たちどこ行くって言ってた?」

私「え?バス停じゃないの?知らない。」

ミスティ「英語速すぎて何言ってるのか分からなかった。」

私「え!?そういうこと!?チェンマイ行くって言ってたよ!」

ミスティ「あ、そうなんだ。あんなとこでつったってたらバス逃すのに。」

あなた、ちゃんと会話してたじゃん!!笑



ぼーっと二人で待っていると、またあの美少年と老夫婦に会った。
バスを待っている間、三人はショッピングモールに行くらしい。
そして彼らが去ると、ミスティが・・・



「ねぇ・・・さっきの老夫婦と一緒にいた男の子。」

私「うん。」

「まじかっこよくない!?」

私「そうだね。」

「ねぇ、今から追いかけてフェイスブック聞きに行こうよ!!」

私「え、私も行くの?」

「貴方が聞くのよ!!」

私「なんでよ!」

「シャイだから!!!!」

っっっは!?


なんだその理由!!恥ずかしいから人にナンパさせるのか!!笑

「ねぇ、急がないと彼ら行っちゃうわよ!!」

走り出すミスティ。とりあえず私も走り出す。






すると、いた!!!


私「すみません!!」

夫人「あら、どうしたの!?」

私「あの、フェイスブック・・・教えてください!」

夫人「あら、いいわよ(^^)」

こうして我々は美少年・オスカーとオーストラリア人夫人・ジョーのフェイスブックをゲットした。ついでに旦那さんの方はやってないとのこと。

超満足気にバス停へ帰るミスティ。

私「良かったね。」

「うん!!」

彼女の目はもうメロッメロ。
ついでにこの子、オスカーのことしか見えてなかったらしく、ジョーのフェイスブックは聞いていないらしい。笑





そして私は無事、バンコクに到着した。


ミスティ「で、あなたどうするの?お金無いけど。」

私「うん、どうしよっか。」

やっぱり彼女の事が信じられなかった。絶対あるって両替所。

もし、無かったとしても駅まで歩くし。それか、タクシーで両替所まで連れて行ってもらう。

で、到着したバスターミナルの周りを見てみた。

私「ねぇ、あの建物なに?きっとあそこにあるよ!」

「ないわよ。」

本当に無かった・・・。

ずっと信じなくてごめん(TT)

すると私たちはタクシーの運ちゃんたちに囲まれた。

「あなた、英語喋らないでね。」

やっぱりここでも、外人とばれるとぼられてしまう。

ミスティが運ちゃんたちに交渉してくれて、両替所とホテルまで連れてってもらえることになった。
400バーツで。

400バーツ、1600円くらい?ホテルまでは約1時間。


超安い!!!!


東京だったら10分でこれくらいじゃないかな。

ついでに、これでもちょっとぼられてたっぽい。でも、めっちゃ安い。

ミスティ「ホテルについたら私に連絡頂戴。心配だから。」

こうしてミスティと離れ、私は無事お金も両替でき、ホテルにたどり着くことができた。
トラブル4、解決(^^)


そのあと私は空港まで親友を迎えに行き、無事会うことができた。
トラブル一切なく、ゆっくり観光して帰国。


ミスティ、本当に色々ありがとう!!!