単身赴任を始めるにあたり、ニトリで食器を買い揃えたのである。

軽くて、割れないプラスティック製の、落ち着いたカラーのものにしたのである。



単身赴任生活が2年を過ぎ、さすがに食器もキズついて、茶色の下から元々のプラスティックの白い色が現れて、キズが目立って興醒めなのである。

割れない、軽い、それはとてもありがたいのだが、これだけ使い込んでも愛着は一切湧かないのである。



割れることが懸念されるが、陶器の食器に切り替えたいなぁ〜と思っているのである。

割れるから  大切に扱うし、だからこそ  愛着が湧くのかと思ったのである。



陶器も今は量産品なのかもしれないが、割れるリスクがあるということは、実は価値なんだと思うのである。

プラスティックだって変形したり割れたり、そんなこともあると思うのだが、人の生活時間に比べて長く安定で、人の時間からすると「壊れない」ものと見なせるからなのである。